こんにちは!アウトドア系YouTuber SLOWCAMPです。災害時やキャンプでの連泊時などにあると便利なソーラーパネル。でも、実際にどれだけの電気を発電してくれるのか不安に感じている人もいると思います。そこで今回は、『SmartTap』のポータブル電源とソーラーパネルを使って、家庭用電源からの充電と比較しながら発電量を検証していきますので、ソーラーパネルの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
災害時やキャンプの連泊時に活躍する『SmartTap』のポータブル電源とソーラーパネル
検証を行ったのは4月のとある日。天気予報も日中を通して晴れマーク。絶好の太陽光発電日和です!
検証の前に、本日使用するポータブル電源とソーラーパネルをご紹介しましょう!
『SmartTap/ポータブル電源 PowerArQ オリーブドラブ (626Wh/174,000mAh)』
今やキャンプのマストアイテムとなった、ポータブル電源。
なかなか手を出しにくいのが正直なところですが、バッテリー交換もできるので長年使うことを考えるとトータルで見たコスパは良いです。
本日使用するのは、『SmartTap/ポータブル電源 PowerArQ オリーブドラブ (626Wh/174,000mAh)』。
『SmartTap/ポータブル電源 PowerArQ オリーブドラブ (626Wh/174,000mAh)』スペック
- サイズ:30×24.2×19.3cm
- 重量:6.0kg
- バッテリー:リチウムイオン
- 容量:174,000mAh/626Wh
- 公称電圧:3.6V
- 過負荷保護:360W
- 充電可能回数:300回以上(300回で20%の容量低下)
- フル充電時間:約8〜10時間(ACコンセント、シガーソケット、ソーラー共通)
- AC出力:1口100V/3A 300W (最大500W)60HZ
- USB出力:3口5V / 2.1A×1 2口合計で5V/1.1A
- DC/シガーライターソケット:1口
- DC/6.5mm(6514):2口
- LEDライト:1個(1W)
- 保管温度:-10〜25℃:12ヶ月保管
-10〜45℃:3ヶ月保管
-10〜60℃:1ヶ月保管 - 動作温度:充電可能温度環境:0℃〜40℃
出力可能温度環境:-10℃〜40℃
保管可能温度環境:-20℃〜45℃温度耐性
このようなポータブル電源は、万が一の防災用備えとして一家に一台あると安心です。
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ちなみにこちらは昨年のAmazonサイバーマンデーで購入。値引き率高くセール時が狙い目です。
『SmartTap/120W ソーラーパネル充電器 PowerArQ Solar 折りたたみ式』
続いて、キャンプ連泊時の必携品、ソーラーパネルです。
1泊2日であればポータブル電源の容量を気にしませんが、連泊の場合、夏であれば扇風機、冬であれば電気毛布など、初日で充電を使い切らないように残量を気にしながら過ごしていませんか?
そんな悩みを解決してくれるのがこちらのソーラーパネル!
ポータブル電源同様に安価ではありませんが、災害時にも備えておけます。
『SmartTap/120W ソーラーパネル充電器 PowerArQ Solar 折りたたみ式』スペック
- モデル:STAFFSL120FDーMC4
- 耐性:±3%
- ピークパワー:120W
- 電圧:18V
- 電流:6.67A
- 開放電圧:21.24V
- 短絡電圧:7.33A
- 耐熱温度:−45℃〜65℃
- 発電効率:20%
- Pmax温度係数:−0.37%/℃
- VOC温度係数:-0.26%/℃
- ISC温度係数:0.015%/℃
- 正常動作セル温度[NOCT]:45℃±2℃
- 標準試験条件下でのデータ:10000W/㎡;1.5AM
- 大きさ:(収納時)527×554×15mm(展開時)1570×554×4.5mm
- 重量:4.2kg
- 出力ポート:MC4
- 非防水
重量は4.2kgと多少重く感じてしまいますが、三つ折りに畳めば50cmほどの正方形で、持ち手もありコンパクトに持ち運び可能です。
車移動の際も、他のキャンプ道具の隙間に滑り込ませてしまえばスペースを取りません。
【発電量検証】ソーラーパネルと家庭用電源での充電量を比較
それでは、ベランダの物干し竿にソーラーパネルを立て掛けて、発電量の検証を行います。
比較用に家庭用電源の充電も表示しましたので参考にしてください。
8:00
ベランダは南西向きで、パネル後方左から太陽光が射し込んでいます。画面奥から手前に横切るように太陽が軌道を描く予定です。
9:00 検証スタート!
パネルの下半分に太陽光が射し込んできました。
ソーラーパネルの発電量は9Wと微量な状況。
当たり前ですが、家庭用電源はフルパワー100Wです。
10:00
パネル全体に太陽光が射しています。46Wまで上がってきましたが、ピークパワー120Wには程遠い状況。
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この後ソーラーパネルの発電量は上がるのか?
11:00
空に薄雲がかかってきました。そのせいか、発電量は45Wと横ばい。
12:00 3時間で家庭用電源は半分充電
家庭用電源は3時間の充電でほぼ半分を超えました。驚くほど早いです。
引き続きソーラーパネルの発電量は44Wと変わらず。
13:00
発電量は46W。
パネル面に対して太陽光を真正面の角度で受けるように調整すれば、より効果的に発電することが可能ですが、狭い区画サイトでの利用を想定すると、太陽光の向きに合わせて、都度位置や向きの調整を行うのはなかなか難しいと思います。
このまま角度の調整はせず、検証を続けていこうと思います!
14:00
一日のうち最も陽射しが強くなる時間帯でも発電量は46Wのまま変わらず。
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家庭用電源の発電量は最大で100Wまで上がっていたのに、徐々に落ちていきます。
これはバッテリーを保護するためかもしれません。
15:00
薄雲もなくなり、青空が広がっていますが、引き続きソーラーパネルの発電量は40Wと横ばいの状態が続いています。
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そろそろ陽も傾いてくるのでこれ以上の発電量は期待できないか……。
16:00 家庭用電源は8時間でフル充電完了!
家庭用電源はここでフル充電が完了。626Whの容量で開始から8時間でフル充電完了とは驚きです。
キャンプ前日の寝る前に充電開始しても間に合いますね。
17:00
西日が眩しい……。パネル全体に陽は射していますが、ここに来てソーラーパネルの発電量が14Wに低下しました。
18:00 検証終了!
夕方になり陽射しも弱く太陽も沈みかけていますが、まだ陽がパネル全体に射しています。この時の発電量はわずか1W。ほぼ発電しなくなりました。
今回の検証はここまでとなります。
【検証結果】1日でポータブル電源50%の蓄電が可能
途中薄雲もかかりましたが、基本的には快晴の一日となりました。
ソーラーパネルでの発電量は10時から16時が大きく、一日を通して蓄電できた電気は容量628Whに対して50%という結果になりました。
今回発電した電源を使って稼働する時間の目安
- スマートフォン(5.5W)約35回充電
- タブレット(25W〜42W)約7.5回充電
- デスクトップPC(95W)約2時間稼働
- 32インチLED TV(98W〜156W)約2〜3時間稼働*
- ミニ冷蔵庫(60W)約4〜7.5時間稼働
※上記のデータは理論値となります。
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位置や角度の調整をすることでもう少し発電量を稼ぐことはできると思います。
また、説明書にも夏の晴天時は70〜90W前後の発電量が目安と記載あり、季節によっても変動します。
『SmartTap 120W ソーラーパネル充電器 PowerArQ Solar』は連泊キャンプや災害時の強い味方!
1日を通してフル充電……とは行きませんでしたが、日中に半分でも充電してくれれば、連泊のキャンプでも残量を気にせず快適に過ごせるのではないでしょうか。
災害時にも役立つソーラーパネル、ぜひ検討してみてください。