札幌に住み始めて、もう10年の月日がたちました。
長く住むと、その土地での暮らしがマンネリ化するという人もいます。でも、私は少し違います。日常生活で触れるものへの「見方」が、少しずつ変わっているのです。日々、発見の連続です。
私のなかで、大きく見方が変わったものがあります。札幌市時計台です。
日本に来たばかりのころは、見るもの全てが新鮮でした。行き交う人々の様子、街並み、食材、交通機関。自分の目に焼き付けておきたいと強く思いました。
メジャーな観光地にもできるだけ足を運びました。そのなかの一つが時計台でした。
事前に観光サイトで情報を調べました。そこに書かれていた評判は「がっかりスポット」。残念ながら、私の期待を裏切るような内容でした。
「日本人だけじゃなく、外国人にとっても時計台はがっかりスポットかもよ~」 【関連記事】 電子版オリジナル「週刊コラム」バックナンバー ⇒<アリョーナ 私のふるさと>祖国の戦い、言葉で伝えられぬほどの苦しみ ⇒<菅井貴子 あした天気にな~れ>タマネギ高値が目にしみる 道民の大好物が・・・ ⇒<服部亮太 北海道をアップデート>制作は生産者 「PIRUY」が発信する広尾町 ⇒<矢野直美 いつも旅日和>「鉄子の音旅」お聴きいただけると幸いです