〈動画あり〉県大会へ訓練成果披露 管内から18人出場 発足50年、士気高く 上越地域消防局

 新潟市で6日に開かれる「第38回県消防救助技術大会」に先立ち上越地域消防局は1日、上越市藤野新田の同消防局訓練場で消防局長点検を実施した。5種目に出場する18人が参加。今年は上越地域消防事務組合の発足50周年を記念し、近隣町内会や幼稚園、保育園を招き、訓練の成果を披露した。

今年は5種目に18人が出場。1日の消防局長点検は、多くの人を招いて訓練成果を披露した

 今年は同消防局管内から「基礎訓練の部」に2種目4人、「連携訓練の部」に3種目3チーム14人が出場。上位入賞者、チームは27日の東北指導会(県大会と同会場)、8月26日の全国大会(東京都立川市)へ進出する。
 1日は、出場職員が訓練を披露。はしごやロープ、引き揚げや障害物突破など、スピードと安全性を両立させながら、仲間との連携や要救助者の安全を考慮する困難な内容。強い日差しが照りつける中、訓練の成果を出し切った。
 池田聡消防局長は組合発足だけでなく全国大会も50回目であることに触れ、「この大きな節目の大会に、皆さんも出場してほしい。己と仲間を信じ、支えてくれた職員と家族のためにも、最大限の力を発揮してほしい」と激励した。
 出場者を代表して特別救助隊の大嶋貴明消防士長は「要救助者を1分、1秒でも早く助けるため、日々訓練をしてきた。支えてくれた人たちへの感謝を忘れず、本番には魂を注ぎ込み、市民には安全を提供できるよう訓練に打ち込むことを誓います」と宣誓した。
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局長点検の動画

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