アマ小野さん 横田九段に敗れる 岡山で囲碁指導対局

指導対局を振り返る小野さん(左)と横田九段

 囲碁のプロに岡山県内トップアマが挑む指導対局(県アマチュア囲碁連盟、山陽新聞社主催)が2日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で行われた。本年度の県アマチュア囲碁最強者戦で優勝した会社員小野拓馬さん(39)=大阪市、倉敷市出身=が、関西棋院の横田茂昭九段(53)=浅口市出身=と対戦。横田九段が154手までで白番中押し勝ちした。

 持ち時間各1時間半、小野さんの先番、コミなしで打つハンディ戦。2年連続3度目の挑戦となる小野さんは、積極的に仕掛けて中盤までほぼ互角の形勢としたが、横田九段が小さなミスを見逃さず終盤に追い詰めた。

 小野さんは「やはりプロの壁は高かった。研究を重ねて昨年よりは善戦できた」と話した。横田九段は「巧みに揺さぶられ、何度も考えさせられた。強い相手だった」と健闘をたたえた。

 指導対局は県囲碁界のレベルアップを狙いに毎年行われている。対戦成績はプロの23勝6敗となった。

 棋譜と観戦記は8月上旬から本紙に掲載予定。

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