県内今年初警戒アラート 高田と大潟「危険」 熱中症 上越市と糸魚川市で救急搬送者も

 新潟地方気象台は2日、今年初めて県内の熱中症警戒アラートを発表した。昨年から導入された、熱中症予防の指数で、発表時は外出をなるべく避け、高齢者や子どもなどの熱中症弱者を中心に、小まめな水分補給や冷房を活用して熱中症を防ぐよう注意を呼び掛けている。
 気温や湿度、日射量などから推定する暑さ指数(WBGT)が33を超えた場合、前日午後5時か当日午前5時に発表する。暑さ指数は25以上28未満なら警戒、28以上31未満なら厳重注意、31以上なら危険となる。
 2日の上越地域における暑さ指数は、上越市高田と大潟で31、同市安塚で30、糸魚川市糸魚川と能生で30、妙高市関山で28。各市の消防によると、同日午後4時時点で、上越市の70代男性が屋外で、糸魚川市の60代男性が屋内で、熱中症とみられる症状で救急搬送された。いずれも軽症という。

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