タクラマカン砂漠を縦断する「尉且砂漠公路」が開通 新疆ウイグル自治区

© 新華社

タクラマカン砂漠を縦断する「尉且砂漠公路」が開通 新疆ウイグル自治区

 【新華社ウルムチ7月2日】中国新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州で6月30日、ロプノール(尉犁)、チャルチャン(且末)の両県を結ぶ尉且砂漠公路が開通した。流動砂漠として世界で2番目の広さを持つタクラマカン砂漠に中国が建設した3本目の縦断道路となる。建設過程を見てみよう。

 第1段階では、風の作用で堆積した「風成砂」を平らにし、押し固めて路床を形成する。タクラマカン砂漠の風成砂はほぼ同じ大きさの微細な粒子で、ブルドーザーで繰り返し押し固めることで圧縮される。

 さらに、のり面の傾斜を緩やかにし、幅を通常の2倍にすることで路床の砂に側圧を発生させる。これはピンポン球を箱に詰めるのと同じ原理で、球は隙間なく箱に固定されている限り動き回ることはない。

 第2段階では、「ジオテキスタイル」と呼ばれる補強・排水用繊維シートと砕石を路盤として敷き詰める。ジオテキスタイルは石が砂に沈まないよう支えることができ、上部を砕石で覆うことで、路床にカバーを付けたような状態になる。

 第3段階では、アシなどを地面に格子状に埋め込む「草方格」とナイロン製の砂止めを設置する。これは砂漠道路における最大の特徴で、二つの防砂壁によって風の勢いを弱め、路上に積もる砂を大幅に減らせるほか、草方格で砂の舞い上がりを抑え、のり面を固定することができる。

 第4段階では、アスファルト混合物で基層を設け、表層を舗装する。砂漠道路はこうして完成する。(記者/李響、宿伝義、馬則剛、顧煜、邵芸博、張雨陽、胡虎虎)