西日本豪雨で妻子が犠牲に…早めに避難しなかったことを「後悔してもしきれない」

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日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’22』(毎週日曜24:55~)では、西日本豪雨で家族を失った男性を追った『足りなかった勇気~西日本豪雨 父と愛犬の4年間~』(広島テレビ制作)を3日に放送する。

上西美智春さんと愛犬・福と家族3人の遺影

多くの犠牲者が出た西日本豪雨から間もなく4年。被災地では復興や防災の取り組みが進む一方で、遺族の悲しみが消えることはない。

妻と息子の合わせて3人を亡くした上西美智春さん(57)を取材。上西さんはなぜ、家族を失うことになったのか。家族を失うとはどういうことか――。

上西美智春さんはあの日、妻の千恵美さん(当時44)、長男の優太くん(当時13)、二男の健太くん(当時11)を亡くした。上西さん自身も災害時に右脚を切断する大ケガをし、義足での生活だ。今はがれきから救出された愛犬「福」と暮らしている。

災害当時、上西さんは、家族4人と犬の「福」と避難の準備をしていた。しかし、近くにペットも持ち込める避難所はなく、避難指示が出た後、避難の準備ができた頃にはすでに状況は手遅れに。早めに避難しなかったことを「後悔してもしきれない」と語る。

上西さんは今、熊野町内で団地とは別の家で暮らしている。家の裏の倉庫には、災害直後の家から運び出した結婚から子どもの成長をおさめた20冊あまりのアルバムがあったが、4年が経とうとする今もアルバムを開けなかった。「悲しくなる」と開けなかったアルバムを初めて開くと、15年かけて築いたかつての日常がそこにあった…。

全国で毎年のように豪雨災害が発生する中、命を守るために必要なことは何なのか。ナレーションは、鈴木福が担当する。