HKT48・地頭江音々、豊永阿紀、山下エミリー出演「しゃーSHE彼女」第2弾上演! 女性の“リアル”が描かれる話題作

昨年秋にTNCテレビ西日本で放送されたオムニバスドラマ「しゃーSHE彼女シアター」。同局の演劇と放送の融合を目指した企画で、劇場、テレビ、配信と一つのコンテンツをいろんな形で“リリース”された。そして、女性の“裏側”を生々しく描いた内容も話題となった。

その第2弾「しゃーSHE彼女2」が6月17日から19日の3日間、福岡市中央区の劇場で行われた。第1弾に続き、全8公演分チケットは完売続出の盛況ぶり。開幕前から、観客の期待値の高さが伺えた。

前作に続き、ドラマ「半沢直樹」(TBS系)の脚本などさまざまな作品を手掛ける金沢知樹氏が総合演出を担当。第1弾のキャストには一部男性も出演していたが、第2弾は女性のみ。HKT48の地頭江音々、豊永阿紀、山下エミリーを含めた、福岡にゆかりのある総勢24人が2組に分かれ、多様な女性の“リアル”を演じた。

劇場公演は1話10分弱の演目を8話で構成するオムニバス形式。ソファー、テーブル、ベッドと棚のみが置かれた一つの部屋を舞台に、女性たちのおしゃべりを軸に進行する。第1弾と同じく登場人物の共通点は全員“しゃーしい”こと。“しゃーしい”とは、面倒くさい、うるさいといったような意味で、主に北部九州で使われる方言だ。「何かにつけてマウントをとる女」や「“親友”の定義」「パートナーの裏切り」「“悲劇”のヒロイン」など変化に富んだテーマで、しゃーしい“彼女”たちの生態がコミカルに、時にはシリアスに描かれている。

作品の台本は、稽古を重ねるごとに変わっていったという。キャストの素の部分を見て、足していった部分も少なくない。それもあってか、彼女たちの演技にもより“リアル”を感じる。ニコニコした表情から、一気に“悪女”へとひょう変する場面は、見る者をゾッとさせる。

女性にとっては「あるある!」と共感したくなるエピソードも多いはず。そして男性からすると、まるでガールズトークをのぞき見している感覚に陥るかもしれない。

なお、テレビ版はTNCで8月に放送を予定している。

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