常光(じょうこう)果樹組合(埼玉県鴻巣市)は6月30日、常光地区のブランド梨「常光の梨」を県庁で大野元裕知事にPRした。ハウス栽培のため8~9月の梨の旬より早く東京市場を中心に出荷され、7月中旬まで楽しめる。
鴻巣市農政課によると、常光の梨は甘くてみずみずしいのが特徴。同市のふるさと納税の返礼品としても人気で、年200件以上の注文があるという。東京都都市部の盆の時期の需要が高く、今年は6月23日から出荷が始まった。河野和孝組合長は、「今年は少し小玉傾向」と知事に報告した。
大野知事は組合から梨を贈られ、「県として何とか広めたい。降ひょうで多くの梨農家が被害にあったので、今年は特に頑張ってほしい」と話した。