『ウルトラマントリガー』寺坂頼我、グランドフィナーレで『ウルトラマンデッカー』松本大輝に光をつなぐ

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『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』(2021年)の完結編となる映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』(2022年公開/監督:武居正能)のグランドフィナーレ上映が7月2日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋にて行われ、マナカ ケンゴ役・寺坂頼我、シズマ ユナ役・豊田ルナ、ヒジリ アキト役・金子隼也が再集結を果たすと共に、7月9日から放送される新番組『ウルトラマンデッカー』のアスミ カナタ役・松本大輝が登場。トリガーからデッカーへと「光のバトンタッチ」を行い、大勢のウルトラマンファンを感激させた。

2021年7月10日に第1話を放送した『ウルトラマントリガー』も、いよいよ新ヒーローにバトンを託す瞬間がやってきた。平成ウルトラマンシリーズの基礎を築いた『ウルトラマンティガ』(1996年)が『ウルトラマンダイナ』(1997年)へと世界をつなげていったのと同じく『トリガー』から数年後の地球が迎えた未曾有の危機に挑む、新たなる光の巨人として『ウルトラマンデッカー』が登場する。映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』上映終了後、本編でも活躍したGUTS-SELECT隊員ケンゴ、ユナ、アキトとして寺坂頼我、豊田ルナ、金子隼也がステージに現れた。

寺坂は「ついにこの日が来たか……」と、無事フィナーレまで走り続けて来られた喜びと、これで一区切りだという寂しさが混在している心境を語りつつ「こうしてみなさんとお会いできるイベントのありがたさをかみしめています」と、ファンの前に直接現れることのできるイベント開催の大切さを再確認しながら挨拶した。

豊田は「完結は嬉しくもあり寂しくもあり。ここに立つまでは寂しさのほうが強かったのですが、みなさんのキラキラきた笑顔に出逢えて、作品がフィナーレを迎えられたのはみなさんのおかげだと思い、感謝を伝えたいです」と語って、多くのファンに感謝の気持ちを示した。

金子は「トリガーが終わる悲しさもありますが、新しいヒーロー・デッカーに光のバトンを託すことができるこのイベントを、みなさんと一緒に楽しみたい気持ちです」と、大のウルトラマン好きで知られる金子らしく、トリガーからデッカーへの引き継ぎの瞬間を楽しみたいと語って笑顔を見せた。

MCから「1年前に出逢ったときの第一印象から、現在ではどんなところが変わったか」という質問が寄せられると、豊田は「ケンゴは最初のころから今までずっとケンゴのまま。ニコニコ笑顔が印象的ですごいパワーをもらっていました。アキトはクールガイの印象だったけど、実はオチャメな人。そういう一面が見られてよかった」、金子は「ユナは天真爛漫で、最初から良い子でしたけど、途中からはどんどん僕らのボケにツッコミを入れてくれるようになりました(笑)。ケンゴの印象は、僕も最初から全然変わっていません。ここまでスマイル、スマイル! という言葉が似合う人は他にいません!」、寺坂は「ユナは最初から今までずっとしっかりしてるなって印象。アキトはツンツンしてそうで、ふと見せる表情がかわいいんです。3人がずっと一緒にいて、お互いの成長を感じていくところがほんとうに楽しかった」と、3人ともに初めて会ったときから1年後の今まで、大きく印象の変化した人がいないというコメントを残した。

テレビシリーズで特に好きだったシーンを訊かれた寺坂は「第12話のラストでユナとアキトに肩を貸してもらって歩いていくところ。アドリブで芝居をしてと言われ、3人でいろいろアイデアを出して演技していました。このとき、いい仲間同士だなってしみじみ感じましたね」と、この場にいる3人のチームワークを思わせるシーンを選んだ。豊田は「ユナって人間以外のキャラクターと接することが多く、第5話でダーゴンにビンタしたり、第20話でバリガイラーと対話したり、そんなシーンを思い出します」と、怪獣や闇の戦士たちとコミュニケーションを取ったシーンをふりかえった。金子は「僕は第18話。GUTS-SELECTのみんなが幻惑されて、アキトがガッツスパークレンスを掲げて変身を試みるシーン。この回はコミカルタッチで面白かったです。あとはユナの誕生日にスタンガンをプレゼントする第9話。ヒマリ(演:春川芽生)さんのセリフが絶妙なタイミングで入るのが印象的でした(笑)」と、ふだんはマジメなアキトがときどき脱線する部分に楽しさを見出していたことを明かした。

そして話題は、7月9日から放送開始される『ウルトラマンデッカー』に移る。金子は「自分たちがついに“先輩”になるとは……今は嬉しいのと緊張するのと両方の気持ち」、豊田は「先輩が私たちにつとまるかどうか不安ですが、新しい仲間ができるのは楽しみ」、寺坂は「先輩になるんだから、ちゃんとしなきゃいけないなと思います。転ばないように、道を間違えないように、そして優柔不断を直したいし、チケット失くさないようにしたい……」と、自身の先輩であるウルトラマンゼット/ナツカワ ハルキ(演:平野宏周)を見習って、しっかりしようと己をふるいたたせた。

さらに、ステージ上では重大発表が用意されていた。さる6月23日には、寺坂演じるケンゴ/ウルトラマントリガーが『ウルトラマンデッカー』に登場し、2大ウルトラマンとして共に戦うというニュースが発表されたが、なんと同じエピソードには豊田、金子も10年後のユナ、アキトとして出演することが豊田、金子によって明かされた。豊田は「大人っぽいユナが観られるかもしれませんので、あたたかく見守って」、金子は「まるでイグニス(演:細貝圭)みたいな大人の雰囲気のアキトを楽しみに」と、今から大いに期待をあおっていた。

ここで3人の呼び込みにより、『ウルトラマンデッカー』でアスミ カナタを演じる松本大輝がステージへと登場。松本にとっては、この場が初めてウルトラマンファンと生で接することのできる空間だった。現在の心境を問われた松本は「めちゃくちゃ嬉しいです。先日、みなさんの舞台挨拶をイチカ(演:村山優香)、ソウマ(演:大地伸永)と一緒に見に行っていたんです。僕も早くステージに立ちたいなと思っていました」と興奮気味に話して、ウルトラマンの先輩・寺坂と豊田、金子との出逢い、そして大勢のファンの目の前に立てたことを喜んだ。『トリガー』で好きなシーンは? という質問に松本は「セレブロに乗り移られたゼットが、かけよってきたトリガーを殴るところ。いきなりパンチ出してくるところが面白くて、笑ってしまいました」と映画での中盤シーンを挙げた。これを受けた金子は「クレイジーな回答だなあ」と率直な感想を述べ、周囲をなごやかな笑いに包んでいた。

続いて、映画の名場面である「バリヤーに覆われているガッツスパークレンスを取り戻そうとするケンゴと、彼を助けるアキト」のシーンをステージ上で再現することになった。豊田がトキオカ(演:中村優一)のセリフできっかけを作り、松本がガッツスパークレンスの置かれた「台座」の役を割り振られて、段取りよく寸劇が始まった。

その後、松本がウルトラDフラッシャー、寺坂がガッツスパークレンスを掲げて変身ポーズを決めると、さっそうとウルトラマンデッカー、ウルトラマントリガーがステージに出現し、ポーズを決めた。寺坂は「トリガーもデッカーもカッコいいですね!」、豊田「デッカーを間近で見たのは初めて。新しいウルトラマンに感動します」、金子は「デッカー、あとで触らせてほしい(笑)」とトリガー&デッカーのそろい踏みにそれぞれ感激したことを明かした。

そして、出演者にも知らされていなかった『ウルトラマンZ』のナツカワ ハルキ役・平野宏周からのメッセージが、MCによって読み上げられることになった。メッセージの内容は次のとおり。平野からの心のこもった言葉を聞いた寺坂、豊田、金子はこみあげる思いを押しとどめることができず、感動の涙をこぼした。

ナツカワ ハルキ役・平野宏周からのメッセージ
ファンのみなさんへ。押忍! ハルキです。宇宙警備隊の仕事の都合でそちらには行けませんが、逢いたいと思ったら、心の中で願ってください。……みなさん、願っていますか? そうしたら後ろを見てください。ハルキはほんとに来てません(笑)。逢いたいのに逢えないなんて、ロミオとジュリエットみたいですね。ではまた!
カナタくんへ。初めまして! いまどんな気持ちですか? 来年の今日という日を楽しみにしてください。いま見えているものや感じているものが、きっと変わっていると思います。これから1年、宇宙の中心はカナタくんになるよ。思う存分楽しんでね。あと、歯、白くない?
アキトくんへ。最初はただのイケメンかと思っていたら、すぐ人のふところに入ってくるかわいいイケメンでした。あと(感激して)すぐ泣くよね! 今日は泣いてる? そういう性格がみんなに愛されているんだと思うし、僕が出演したときは現場でよくかまってくれて助かりました。ありがとう! これからもあったかいアキトくんでいてね。いつか一緒に変身しよう! 一生ウルトラマン好きでいてね。
ユナちゃんへ。いつも元気で、年下なのにいちばん大人だったように思っています。ヒロインのプレッシャー、重かったよね。ユザレとの2役、たいへんだった? 俺はユナちゃんが『トリガー』のMVPだと思っています。こんなたいへんなヒロインいないよ。テレビシリーズから映画まで、ずっとブレずにやっていた、画面越しでも現場でもそう感じられました。そんなユナちゃんだったからこそ、ケンゴ、アキト、トリガーが輝いたんだと思います。これからも、トリガーのヒロインでいてくださいね!
ケンゴへ。なんだかんだでいちばん長く一緒にいたけれど、弱点は見つけられなかったなあ(笑)。いつもニコニコして、誰にでも優しくて、ムチャぶり対応力が高くて、逢うたびに顔つきもよくなって、素直にカッコいいし、負けたくないと思える存在です。トリガーはケンゴにしかできないし、いろんな人がケンゴに救われました。そのことを誇りに思って、これからも「誰かの希望」でいてください。1年間ほんとうにお疲れさま。トリガーになってくれて、そしてハルキのいちばん初めの「後輩」になってくれてありがとう。ウルトラマンの「光」をつないでほしいし、末永くよろしくね!

最後の挨拶で松本は「ファンのみなさんの目線があたたかくて、僕まで泣きそうになってきました。こういう光景が見られて、すごく幸せです。これからウルトラマンデッカー/アスミ カナタとして前に進んでいくのが楽しみです。とても面白い作品になっていますので、放送を楽しみにしてください」と、7月9日の『ウルトラマンデッカー』第1話に期待してもらいたいと熱くアピールした。

金子は「今日はバトンタッチの場ですし、ほんとうは泣く予定じゃなかったんですけど、ハルキさんのメッセージでやられました。これからも、ファンのみなさんといっしょにウルトラマンを応援していきたいです」と、感激で声をつまらせながら、今後も変わらぬウルトラマン愛の強さを語った。

豊田は「アキトが泣いたら私も泣いてしまうので、泣かないでねってお願いしたのに……。ハルキさんからのメッセージ、優しい思いがあふれてきて嬉しかったです。『トリガー』でユナを演じたことで、私が思っていた以上の愛をファンのみなさんからいただきましたし、いっしょにたくさんの『笑顔』を育てられました。この笑顔を『デッカー』にもつなげて、愛をそそいでください。そして『トリガー』のことも忘れないでください。私をユナにしていただき、ありがとうございました!」と、ユナという役柄に出逢えた喜びを改めて噛みしめつつ、新しいウルトラマンへと思いをつないでいきたいと語って笑顔を見せた。

寺坂は「ケンゴの戦いはまだ終わってなくて、こんなことを言うのはまだ早いと思いつつ言います。最っ高の日々でした! ウルトラマントリガーになって、すてきな仲間と先輩と後輩に出逢えた。ハルキさんが言ってくれたように、これからもウルトラマンはずっと続いていきますので、またみなさんにお会いするときは最高のスマイル、スマイル! をお届けしたいと思っています。その日まで、みんなで頑張っていきましょう。今後もウルトラマンをずっと好きでいてください!」と感無量の思いで最後の挨拶を行い、テレビシリーズのバトンを次に託した後でも、自分は永遠にウルトラマントリガー/マナカ ケンゴであると宣言。大勢のファンにとっておきのまぶしいスマイルをプレゼントして、グランドフィナーレをしめくくった。

新番組『ウルトラマンデッカー』は7月9日から、テレビ東京系で毎週土曜9:00から放送される。

(C)円谷プロ (C)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京