気象庁は、愛知県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。

【記録的短時間大雨情報　1時間雨量】
愛知県　小牧市付近　約100ミリ(午前11時00分)

　愛知県を含む東海地方には、高気圧のふちを回る湿った空気や台風4号周辺の湿った空気が流れ込み、大気の状態は非常に不安定になっている。
　愛知県内では朝から雨が断続的に降り、午前11時現在、西部の一部には大雨や洪水の警報が発表されている。きょう3日(日)昼過ぎにかけて低い土地の浸水に、夕方にかけては河川の増水にも警戒が必要。
　また、いったん雨が弱まっても再び雨足が強まるおそれがあることに加えて、落雷、突風やひょうなどにも注意が必要だ。

記録的短時間大雨情報とは

　1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。