マレーシアで盆踊り論争 宗教巡り揺れる多民族国家

マレーシアのスランゴール州で開かれた盆踊り大会=2018年7月(共同)

 【クアラルンプール共同】マレーシアの閣僚が日本人会主催の盆踊り大会に参加しないようイスラム教徒に呼びかけ、論争が続いている。国教のイスラム教は一神教のため、仏教との関わりがあるとされる盆踊りへの参加が「多神教に加担しかねない」と主張。ただ支持する有力者もおり、日本人会は予定通り7月16日に開催する方針。多様性と宗教のはざまで多民族国家が揺れている。

 イドリス首相府相(宗教担当)が6月、盆踊りには仏教の影響があると指摘。首都クアラルンプールや周辺で1977年から開かれてきた盆踊り大会に「出席しないよう」忠告した。イドリス氏は全マレーシア・イスラム党所属。

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