「松下、宮本が大車輪の活躍をしてくれた」男子・クローバー歯科カスピッズ、女子・中国電力の優勝で閉幕<全日本実業団卓球選手権大会>

<第72回全日本実業団卓球選手権大会 日時:2022年6月30日(木)~7月3日(日) 場所:徳島県 アミノバリューホール(鳴門市民体育館)>

7月3日、全日本実業団は最終日を終え、男子がクローバー歯科カスピッズ、女子が中国電力と、いずれも初優勝のチームが栄冠を勝ち取り、全日程を終えた。

写真:松下大星(クローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部

クローバー歯科カスピッズ・姫野翼監督コメント

――チーム創設6年目、初優勝の感想は
今年一年、団体戦でまず一つタイトルを獲ることをチームの目標にやってきましたので、素直に嬉しいです。

――ファースト、シチズン時計など厳しい山だったが
最初のファーストさんが一番の山場でした。自分たちの今持っている力を出して全力で戦った結果かなと思います。シチズン時計さんもこれまで一度も勝ったことがなかったんですが、今回は僕たちの勢いが良かったので、松下、宮本と3点取れました。

松下、宮本の二人が大車輪の活躍をしてくれたことが嬉しいです。

――新人の宮本選手が、勝負どころをものにしていた印象です
前回の日本リーグでも、後半に彼を置くとほぼ勝っていました。彼の柔らかい卓球が後半にあると、相手は嫌かなと。

宮本がのびのび気持ちよくプレーしてくれて、チーム全体としても力になりました。

写真:宮本春樹 (クローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部

――みんなフルタイムで仕事をしながら、今回の初優勝をつかみ取りました
仕事終わりや、空いた時間に「今日は誰と誰が練習しよう」などと申し合わせながらやっています。

練習時間はどうしても少なくなりますが、一人ひとりが考えて、やりたい練習より“やるべき練習”を全員ができているのが、伸びている理由かなと思います。

最初に松下が結果を残してくれたことで、他のメンバーも“やればできるんだ”と実感できています。

――今後はどんなチームづくりを
うちには、他のチームさんみたいにきれいなチームはあんまり合ってないかなと思うので(笑)、この個性が強いメンバーが団結したときの強さで勝負する、この色は変えずに行きたいと思います。

写真:江藤慧(クローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部

中国電力・和田圭輔監督コメント

写真:中国電力のメンバー/撮影:ラリーズ編集部

――初優勝の感想は
今回、優勝候補といわれるチームが棄権していくなかで、昭和電工マテリアルズさんとの決勝に勝つことができて、ほっとしています。

私たちが優勝できていないのが、日本リーグ前期と全日本実業団で、日本リーグ前期は結果的に3位に終わったので、今回は取りに行くぞという気持ちでした。初優勝ということで、会社にも嬉しい報告ができます。

――決勝のオーダーについては
正直言うと、ほぼ外れました(笑)。当たりたいところに当てられなかった部分はあるんですが、正直、去年よりは戦略がダウンしてオーダーも読まれやすいというのもあると思いますし、こっちも真っ向勝負でいくしかないという気持ちで、その中で勝てたのは大きいと思います。

――競り合いを制した勝因は
一番で成本が田口選手に勝ったこと、ダブルスも自分たちのやることを貫き通して挽回したことは評価したいと思います。

写真:成本綾海(中国電力)/ 撮影:ラリーズ編集部

――新人の中森選手も頑張っていた
日本リーグでも最終戦で5番で勝ったり、四天王寺という強豪校で鍛えられている、物怖じしない選手ですね。

写真:中森帆南(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

結果・男子

優勝:クローバー歯科カスピッズ

写真:クローバー歯科カスピッズのメンバー/撮影:ラリーズ編集部

準優勝:TOKYO GAS

写真:TOKYO GASのメンバー/撮影:ラリーズ編集部

3位:シチズン時計

写真:シチズン時計のメンバー/撮影:ラリーズ編集部

3位:日製日立

写真:日製日立の高田直騎(右)と高橋毅(左)/撮影:ラリーズ編集部

結果・女子

優勝:中国電力

写真:中国電力のメンバー/撮影:ラリーズ編集部

準優勝:昭和電工マテリアルズ

写真:昭和電工マテリアルズのメンバー/撮影:ラリーズ編集部

3位:鹿児島相互信用金庫

写真:田中咲子(鹿児島相互信用金庫)/撮影:ラリーズ編集部

3位:NTT東日本 東京

写真:鈴木理彩(NTT東日本 東京)/撮影:ラリーズ編集部

文:ラリーズ編集部

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