上越市下正善寺の正善寺工房で3日、「正善寺あじさいまつり」が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大状況を踏まえて昨年、一昨年と中止していたため、3年ぶりの実施。感染防止対策に留意しつつ、多彩な出店で来場者をもてなした。
地元集落、NPO法人食の工房ネットワーク、市の共催。アジサイの見頃に合わせて行う恒例イベントだ。
会場には地元野菜やカレー、ピザなど飲食関連、上越科学館のサイエンスショー、ヨーヨー釣りなど「縁日ひろば」、アパレル、キャンドルワークショップなどバラエティーに富んだブースがずらり。例年より出店数が増加したこともあり、同施設裏の駐車場を「工房おくの広場」として設営した。
会話を弾ませながら飲食や体験を楽しむ家族連れが目立ち、上越市内から訪れた池川桜将君(6)は「特にヨーヨー釣りが楽しかった」と笑顔。父親の茂樹さん(39)は「地域の方々と触れ合いながら、家族で楽しい時間を過ごさせてもらっている」と話した。