サウナの華・ヴィヒタの世界!北海道のサウナ野郎パンダ・リー「ととのえ道場」[118]北海道十勝広尾町「Moi Vihta!」大森ガーデン・大森謙太郎代表

© HTB北海道テレビ放送株式会社

「世界一のVihtaをつくりたい」

最近やっとその底知れぬ魅力がわかってきたっす!白樺の小枝を束ねた"サウナの華"「ヴィヒタ」(Vihta)

ヴィヒタが飾ってあると、それだけで気分はサウナモードに♪

ヴィヒタを漬けたアロマ水でロウリュすれば…紅茶のような香りでリラックス。ヴィヒタ越しにロウリュして、からの濡れたヴィヒタをストーンにあてるのも一興っす。

ウィスキングでは熱波をまといながら、心地よい刺激を身体に与えれくれるヴィヒタ…。

飾ってよし、香りよし、触れてよし♪ ヴィヒタはサウナに欠かせない相棒ざんす。

(©大森ガーデン)

で、サイコウのヴィヒタづくりに日夜汗かくサウナーがいやす。

きっかけは、やっぱりサウナ。

交通事故の後遺症に悩んでいたとき、友達のすすめでサウナに入ったら…。

血行が良くなって痛みが緩和されて再び働けるようになるほど体調が改善!

サウナに恩返しがしたい

本業の花苗の生産などで無茶苦茶多忙な中、その一心で、ヴィヒタづくりに命をかけて邁進するその男の夢は…「世界一のヴィヒタをつくること」。

パンダ・リーっす。

北海道十勝広尾町「大森ガーデン」

世界一のヴィヒタづくりを目指して汗かくその人は、北海道十勝は広尾町にいるざんす。お、白樺並木がお出迎え♪

『大森ガーデン』。1000品種以上の宿根草を生産していやす。美しくかつ寒さに耐えるその花は、ホテルや全国のガーデニング愛好家に支持されているざんす。

(アキレア ‛ウォルターフンク’ ©大森ガーデン)

(アキレジア カナデンシス ′ピンクランタン′ ©大森ガーデン)

その敷地には、カフェも併設。ゆっくりとしたひとときを楽しめるガーデンもありやす。

その主はこの人。『Moi Vihta!(モイヴィヒタ)』というブランド名でサイコウのヴィヒタをつくっている大森謙太郎さんっす。

5月下旬~7月上旬のフレッシュな白樺を。

ヴィヒタの品質にこだわっている大森さん。ヴィヒタに適した白樺は、5月下旬から7月上旬までのフレッシュなものに限る、と言い切りやす。

(枝払いした白樺と大森さん ©大森ガーデン)

その時期に収穫した白樺を使うことを前提にすると、ヴィヒタをつくることができるのは最大でも2か月半。8月初旬までだそうっす。

倉庫のトラックの荷台には、採れたての白樺の枝葉が山積みに!

お邪魔したのは6月10日。ヴィヒタづくりの真っ只中だったっす。

倉庫は野菜の選別所のような雰囲気。この日は4名のスタッフが、枝葉の仕分け、選別、成形などパートに分かれて、黙々とヴィヒタづくりに励んでいやす。

『Moi Vihta!』では、ヴィヒタができるまでには6つの工程があるそうっす。

①伐木

②枝払い

③枝払いした枝葉を選別

④ヴィヒタのサイズにカット

⑤成形

⑥乾燥

ではその実際を、ご一緒に見ていきやしょう!

ヴィヒタができるまで!

①伐木

十勝産の白樺にこだわっていやす。広尾町や隣町の大樹町などにある契約した森林の白樺を一本一本倒して利用していやす。

(©大森ガーデン)

②枝払い

伐木した木から、枝葉を切り出します。

枝払いした枝葉を選別

そして、大量の白樺の枝葉を一つ一つ選別していきやす。もちろんすべて手作業!

ヴィヒタに選ばれるのは伐木した白樺のほんのわずからしいっす。

④ヴィヒタのサイズにカット

こちらは剪定を経た白樺の枝葉。

みなさん精密機械でもつくっているのかという緻密な手さばき、眼さばき。

⑤成形

からの、カットした枝葉を束にして。その束を一周ぐる~っと360℃。どこから見ても葉がたっぷりで枝が見えない形に成形しやす。

北海道だとどこにでもある白樺っすがー。大森さんが作るヴィヒタはまったく別物!特徴は、ウィスキングしても肌感は柔らかで、見た目は葉がふさふさのラウンドシェイプ葉は真緑で、香りがいいっす。これが、言うは易し、横山やすし。手間暇惜しまぬ手作業の賜物ざんす。

⑥乾燥

からの、仕上げは乾燥!専用のプレハブには、エアコンとたくさんの扇風機がフル稼働

フレッシュヴィヒタでも4日間、実に96時間ゆっくり乾燥。美しい形を崩さぬように上からヴィヒタは吊るしていやす。そしてこの乾燥専用プレハブでは、葉の緑色を際立たせるため、画像では撮影のために明かりをつけた状態なのでわかりずいっすが、光は完全に遮断。こだわりの「Moi Vihta!Green」に仕上げていやす。

そうして出来上がったのがこちら!

(©大森ガーデン)

パンダ・リーも購入させていただいて。早速車に飾らせていただきたやした。形は360℃葉っぱONLYのまん丸シェフで、無茶苦茶いい香りっす♪

さらにドライに乾燥されて販売しているヴィヒタはこちら!

(©大森ガーデン)

『Moi Vihta!』のヴィヒタは生産開始から今年で5年目を迎えやした。昨年度は2000本を生産し、作った先から売れていき完売。『ウェルビーグループ』や『湯らっくす』など人気のサウナ施設に卸した*ほか、通販サイトや広尾町のふるさと納税を通して全国のサウナーに支持された結果だそうっす。

*生産数が限られるため22年度は一般販売のみ

「サウナに恩返し!」大森さんインタビュー

ヴィヒタづくりは初夏から夏本番までの2か月半限定。本業の宿根草の栽培・販売やホテルの庭の整備などもあり超多忙な大森さん。ここまでの道のり、ヴィヒタへのこだわりを無理やり伺ったっす。

高角度のバックドロップで名を馳せたプロレス界のレジェンド「マサ斉藤」。そのTシャツをこっそりコレクションしている大森さん(笑)。

学生時代はレスリングで鍛えた猛者っす。元国体強化選手だったほどの力量で、体力には自信があったそうっす。ところが2017年。30歳を過ぎた頃に車で自損事故を起こします。原因は休み返上で毎日18時間働き続ける中での居眠り運転。働くことが趣味なのに、働けなくなる恐怖に苛まれる毎日だったそうっすー。

ーきっかけはサウナ?

「そうですね。サウナに出会って体がね。(交通)事故の後遺症とかがちょっとずつ良くなった。とにかく血流が悪かったのが原因らしくて。調子悪かったのがね。それがサウナに入って良くなって。本当にダメかなと思ったんですね。やっぱり。これはもう戻れないなみたいな。働ける…。趣味も何もない人間なんで。働くのが好きなんでね。働けないのつらいなぁと思っていたのが。またね。働ける身体に戻してもらって。非常に感謝の気持ちが強かったですね。それでなにか恩返しできることはないかなということで」

ーなぜヴィヒタだったんすかね?

「自分がもってる環境っていうんですかね。設備だったり人員だったり。いろんなものを総合的に含めて。なんか日本でヴィヒタを作っている人は少ないらしいとか。輸入するのも大変とか。いろんな状況を知って。じゃあ自分で国産ヴィヒタを作ってみようかと思ったのがきっかけですね」

ー初めてのヴィヒタづくりは?

「その当時は上富良野の『ヴィヒタの森』さんそこ一社だけでしたよね。色々思うところが大きくて。労働が基本的に、機械作業はチェーンソー使うぐらいしかなくて。木を倒すところまでやって。枝葉払いして。まだ払った枝もまだ大きい状態なんですよね。枝は基本的に使わないのでもっと小さくするんですよね。で、その小さくする作業はのこぎりとかでかいハサミとかでやるので」

(©大森ガーデン)

―こだわりは?

「やるんだったら、なんていうんですかね。日本で一番きれいなものをつくらないと話にならないんですよ!競合相手が一桁ですから。最低限日本一。品質はね。で、やっぱり、2000年の歴史がフィンランドではあって。ほかの国でもたぶん同じぐらい歴史があって。追いつけるうんぬんというのはおこがましい話なんですけど。できる限りそういったものにも近づけるようにとは思ってつくってます。だから乾燥とかも。あそこまでこだわって作っているのを私も見たことがなくて。んー。そうですね。やっぱ。ものの形もそうですし」

―形がまん丸!チアリーダーが使うボンボンみたいっす♪

「形、あとは香りですね。香りの強さ。この点がね。ちょっとまぁ、恥じるものは作りたくない。日本やるじゃないって思われるぐらいのものをつくりたい。結構ヴィヒタって緑がちょっとくすんだ緑になるじゃないですか。乾燥ヴィヒタって。でもうちのヴィヒタは真緑なんですね。一切陽にあてないんで。やっぱ、外で自然乾燥させるとなんだかんだいってどっかで陽があたっちゃうんすよ。で、うちは一切あてずに乾かして。一切あてずに保管もするので。非常に緑が強い、きれいなヴィヒタができますね」

―売れ行きはどうっすか?

「基本的に毎年在庫は残らないですね。去年2000本ですね。ひたすら右肩あがりでいって。初めの年は100本とかね。100本、300本。ちょっとずつ増やしていって去年2000本迄いって。300、1000、2000ですね」

ー今年5年目。辞めようと思っていたとか??

「私が自分自身あんまり体調が良くなくてほんとに。不整脈を持ってるんですよ。やっかいなやつを持ってて。あんまりムリできなくて。実際僕あまり現場に入ってなくて。伐木ぐらいで。あとの作ったりなんだりはうちが直接雇用している人と、九州の二人がやってくれていると。

卸して来た人たちには『今こういう健康状態なんで作れるかどうかわからないので。通年契約は切ってください』って言って。話して。それからその。九州の二人が来てくれることになって。『じゃあ生産しようか!』って。今年の4月、3月。結構ギリギリまで迷って。自分もね。言うても(本業の)園芸のあれが一杯あったり。ほんとに。朝から晩まであるんで(笑)。やっぱ、どっかで切り離さないと。仕組みを作ったり。営業をしたり。ものを売ったりっていうのは私ができるけど。作ることに関しては限界があるなって。そういうときに九州の二人が手をあげてくれて。ほんとに。一人はスタートから6月の下旬まで。もう一人は7月の上旬まで。終わりまでいてくれるんで」

助っ人登場!「九州の二人」

―「九州の二人」との出会いもサウナっすか?

「出会いはその。(熊本の)『湯らっくす』にヴィヒタを買ってもらったときに。そのヴィヒタの使い方だったり、香りのアドバイザーをしてるのが熊本の人だったんですよ。『いやぁ、ヴィヒタいいの作ってますね!』みたいな。『いやぁ、全然まだまだ』って。『いろいろ教えてください』って話してて。そこから交流が始まったんですよ」

今、大森さんのヴィヒタづくりを支えるのは九州からいらしているお二方っす。『Moi Vihta!』の工場長で「羆」を自称する熊本の『ENさん』。Twitterを拝見すると…サウナ愛とヴィヒタへのこだわりがハンパないっす!

セルフウィスキングの演舞もお見事で。オーク材のヴィヒタの開発にも着手。その研究熱と丁寧な仕事に刮目ざんす♪

☆Twitter『SEN | EN°SAUNA』

https://twitter.com/EN_SAUNA?s=20&t=YvpKFZWPsvdgRW1aTl5jJg

もうお一人は鹿児島の『シュンペーさん』。鹿児島伊佐市を拠点に地域の魅力発信にも汗かくWEBデザイナー。なんとフィンランド政府観光局公認のサウナアンバサダーざんす。

お邪魔した日も、白樺の選定された膨大な数の枝葉をさらに美しく、ヴィヒタにふさわしい形にする作業に没入!

黙々とヴィヒタづくりに汗かいていらっしゃいやした。

☆Twitter『シュンペー / サウナと古民家DIY』

https://twitter.com/PackerJohnny?s=20&t=YvpKFZWPsvdgRW1aTl5jJg

5年目を迎えた『Moi Vihta!』。ENさんとシュンペーさんとの出会いのおかげで、ヴィヒタづくりを存続できた‼サウナを介した出会い、素晴らしいっすよねぇ♪

これから

―国産ヴィヒタといえば今や『Moi Vihta!』は有名ざんす!

「おかげ様でなんとかみなさんに。買っていただけないと、ねぇ。私も前に進めないんで。愛好家の方がうちのヴィヒタを買ってくれたからで。『やってやったぞ!』とは一切思わないですね(笑)」

―どんなところを楽しんでほしいすか?

「みんな、うちのチームの気持ちなんですけど。他を下げて相対的にウチが上にあがってみたいな見え方。『あそこのヴィヒタはよくないけどウチのヴィヒタはいいよ』みたいな。俺そういうのすごい嫌いなんですよ!何よりも嫌いなんです。なんで。ウチのヴィヒタが形もそうだし乾燥もそうだし。やっぱりフレッシュでもお客さんの元に届いたら。Twitterに上げたりして『乾いているでしょ』みたいな。『傷んでるでしょ、この葉っぱが』みたいなのが結構あって。それでもその人はそれしか知らないから。でも『やぁいい香り。届いてうれしい』という(ツイート)のもあるんですけど。より質の高くて、より満足をいただけるものをつくっているので。わかってもらえたらなぁって。

でもそういう人たちも絶対大事なんですよ!昔FORDの『T型フォード』っていう。単一の。色は黒。オプションはつけない。それをひたすら安くつくって車のパイを拡げた。いろんな人がやることで、皆がヴィヒタを知って。手に入れられるっていう環境ができたのはスゴイいいことなんですよ!大きくなったパイを。みんなで仲良くっていうのはあれだけど。健全な形でね。切磋琢磨して。よりいいヴィヒタをみんなで作られればいいなと思いますね」

―パイがでかくなった実感はありますか?

「ありますね!みんなつくっとるなぁって(笑)。でもちょっと減りましね。サウナ(の入り方)ブームが来て。ちょっとしたらサウナグッズ?サウナハットつくるとかTシャツつくるとか。そういう人たちが増えたとき、ヴィヒタも雨後の筍のようにいろんな人が作ったんですけど。結局続いてないんですよね。

それは施設だったり人だったり。作られて2か月半ぐらいですか。その間だけ人員を確保できる人がどれだけいるのか。じゃぁ乾燥させるところまで上手くいったとしても、じゃあつくった何百本のヴィヒタをどうやって保管するのとか。そうなると本当に限られてくるんですよ。そうなったときにね。ハード面ではうちはありがたいことに園芸の母体があるので。倉庫もあればなんだかんだで揃えられるので。恵まれているなと思います」

―今年はこれからは?

滞りなく、事故なく、怪我なく。みんなで生産を進められればなと思います」

―「三方よし」の想いを大切にしているとか?

「一応私も花苗農家ではあるんですけれども。6次化産業とかいろいろやっていく上で。いろんな商売を手掛けている中で。近江の商人の『三方よし』というのは憧れるものがあって。世間良し、買い手良し、売り手良しってね。何かできるものはないかな?って思ったときに。ふるさと納税ってものがあって、広尾町も出してまして。ふるさと納税してもらうことで町にもお金が落ちてきますし。で、買い手売り手でいえば、作った私もやっぱ好きな人に買ってもらえるとうれしいし。買っていただいた方もいいヴィヒタが届けばちょっとはよろこんでもらえるのかなぁと思って」

北海道十勝のフレッシュな白樺から、ひとつひとつ丁寧につくりあげる極上のヴィヒタブランド『Moi Vihta!』。これからも注目してやすよっ!

(©大森ガーデン)

☆Moi Vihta!『大森ガーデン』HP

https://omorigarden.shop-pro.jp/

[PR]網走湖畔でととのう!「オホーツクサウナフェスVol.6」

ニュー阿寒ホテル『北海道サウナFES’22』の天然ハッカ水のロウリュ、サイコウだったっす!

『オホーツクサウナクラブ』のテントサウナはいくつもサウナイベントをこなしているだけあって、完璧なセッティングに感激したっす。

(🄫OSC)

そのオホーツクサウナクラブが、今週土曜日、網走湖畔でサウナイベントを行いやす。

オホーツクサウナクラブ代表『べー』さんの話っす。

「実はバレルサウナ2基(薪、ハルビア電気の各1)、サウナキャビン1基(小屋タイプ薪)、テントサウナ4張で合計7サウナ!

プラス1ホットバス(薪6人入り)+1大プール(水風呂)の豪華絢爛とんでもイベントになっております!(笑)

しかも、スースーサ活第二弾!

滝上町原産、農家直送・希少和種薄荷(ボーフォア*)『ホクト』を使用したロウリュも用意します(世界初かと笑)」

*中国語で「ハッカ」(ミント)のこと

テントサウナはMORZH(女性専用)、MORZH MAX、Mobiba、TERMAと個性の異なる4種類で。サ飯を提供するキッチンカーも登場!モンスーン赤野熱波師ウェルカム宮熱波師による熱波サービスもある予定ざんす!

まもなく定員らしいので、お申込みはお早めに♪

『オホーツクサウナフェスVol.6 in ABASHIRI LAKESIDE』

〇とき :22年7月9日(土)11:00~18:00 ※11:30~、15:00~ 2部制

〇ところ:網走湖畔『コネクトリップ』(網走市字呼人812-2)

〇参加費:おひとり様 ¥2000(3時間)

〇申込み:下記の『オホーツクサウナクラブ』インスタグラムのDMで受付中

https://www.instagram.com/okhotsk_sauna_club/

※屋外イベントのため暴風雨等の場合は延期(当日Instagramで告知)