虫の求愛に「ご当地流儀」

岡山大、人に通じる?

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ヤマトシリアゲの雄(岡山大の研究員石原凌さん提供)

 国内に広く生息する昆虫ヤマトシリアゲの求愛行動に地域差があることを岡山大のチームが4日までに突き止めた。研究員の石原凌さんは「人の婚姻文化の地域差に通じるものがある。虫にもご当地流儀があるようだ」としている。

 チームによると、ヤマトシリアゲは雄が雌に求愛して交尾する際、虫の死骸などを餌として贈る習性がある。約300キロ離れた愛知県と岡山県にそれぞれ生息する集団について、餌を巡る闘いに敗れた雄の行動を観察した。愛知の雄は闘いに敗れるとすぐに諦めて別の餌を探しに行ったのに対し、岡山の雄は敗れても目の前の餌に固執。子孫にもこうした行動の違いが受け継がれていた。