中井貴一&佐々木蔵之介コンビが帰ってくる 秀吉ゆかりの茶碗めぐりだましあい 「嘘八百 なにわ夢の陣」

中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務めるコメディ映画「嘘八百」シリーズの、第三弾が制作されることが決まった。タイトルは「嘘八百 なにわ夢の陣」で、舞台となるのは大阪。2023年1月の劇場公開を予定している。

「嘘八百 なにわ夢の陣」は、詐欺師まがいの古美術商・小池則夫(中井貴一)と、うだつの上がらない陶芸家・野田佐輔(佐々木蔵之介)の2人が主人公の作品。。これまで千利休や古田織部の茶器をめぐり大騒動をおこしてきた2人は、かつて豊臣秀吉の出世を後押ししたと言われる七つの縁起物「秀吉七品(しちしな)」に目をつける。その七品とは、懐で温めた信長の草履などで、特に鳳凰の銘がついた茶碗は、これまで「鳳凰を宿して光輝くうつわ」としか記録がなく、幻のお宝として伝説になっていた。骨董ファンのみならず歴史ファンの興味もそそる“鳳凰”をめぐり、だまし合いが繰り広げられる。

監督は「嘘八百」「嘘八百 京町ロワイヤル」に続き、NETFLIX「全裸監督」シリーズなども手がけた武正晴。脚本は、シリーズおなじみの今井雅子と、最近は監督としても活躍し、2023年度後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」で脚本を務めることが発表された足立紳のコンビが務める。音楽は、2022年度後期NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」でも音楽を担当する、富貴晴美が続投する。

2018年に公開された「嘘八百」は、国宝級茶器をめぐり、強欲うずまく人間たちの化かし合いが二転三転し、ラストでは思いがけない大どんでん返しを見せる作品。2020年に公開された「嘘八百 京町ロワイヤル」では、ヒロインに広末涼子を迎え、京都を舞台に恋の火花を散らしながらさらにスケールアップした演技合戦を繰り広げた。

中井貴一と佐々木蔵之介のコメントも発表された。発表されたコメントは以下の通り。

【コメント】

■中井貴一

Part1の『嘘八百』を撮影した時には、これがシリーズ化されるなど全く考えていませんでした。しかし、このコロナ禍で、エンターテインメント業界がとても大変な時期を過ごしている中、今回「また作ろう!」と言ってくださった方々がいたことがとても嬉しかったです。Part1は大阪の堺で撮影し、そのエンディングで、「ほな、次は九州いこかー!」と言っていたはずが、Part2の舞台は京都でした。「次こそは九州!」と思っていましたが、また大阪に戻って来ました(笑).
Part1、Part2、そして今回のPart3と、更にパワーアップできるように心がけたいと思っています。ご期待ください。

■佐々木蔵之介

Part3があると聞き、タイトル通り「嘘やろ!?ホンマに!?」と思いました(笑)。Part2から3年経て、仲間と会えるのはとても嬉しく、貴一さんとまたバディを組めるのが楽しみです。今回は豊臣秀吉がテーマで、大阪城でもロケがある予定です。大河ドラマで秀吉役をやらせて頂いたことや、実家の酒蔵が聚楽第の跡地にあったり、大阪での会社員時代に仕事で携わった博物館でのロケまであったりと、大変にご縁のある、ありがたい作品になりそうです。

【作品情報】
嘘八百 なにわ夢の陣
2023年1月 全国ロードショー
配給:ギャガ
©2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会

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