1日限りの花、次々と 鮮やかな八重咲き「ヤブカンゾウ」見頃 浦和区の見沼代用水西縁 散歩コースにも

ヤブカンゾウの花が咲く土手

 埼玉県さいたま市浦和区三崎と木崎の間を流れる見沼代用水西縁(べり)の土手にヤブカンゾウの花が咲き、道行く人の目を楽しませている。

 ヤブカンゾウの花はオレンジ色で八重咲き。古くから土手の各所に群生している。浦和西高校の近くから東へ向かう約1.2キロの土手沿いの道が、ほどよい散歩コース。見頃は7月中旬まで。

 自転車で花の写真を撮りに来た同市に住む50代の女性は「今年は例年より早くヤブカンゾウの花が咲き出した。見沼田んぼ側にはヒマワリも咲いている」と話し、さまざまな花にカメラを向けていた。

 浦和西高校北側の住宅地の入り口近くには見本園があり、ノカンゾウなど、ヤブカンゾウに似た品種の花が見られる。

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