岡山市の竹中副市長が就任会見 「まちの良さ引き出したい」

就任の記者会見で抱負を語る竹中副市長

 4日付で岡山市の副市長に就任した総務省出身の竹中正博氏(49)が同日、市役所で記者会見した。2005年から3年間、岡山県財政課長を務めた経験から「岡山市はさらなる発展性を秘めた都市。大森雅夫市長や職員をサポートし、まちの良さを引き出したい」と抱負を語った。

 市政の最重要課題である新型コロナウイルス禍への対応については「感染防止の手を緩めず、コロナ後を見据えたまちづくりを並行して行うことが大事だ」と指摘。コロナによる市民ニーズの変化などを見極めた施策が重要との考えを示した。

 教育の目標設定などで温度差が生じている市と県との関係を巡っては「政令指定都市と都道府県の関係ではいろいろな議論が起こりがちだが、トップや担当職員など多様なレベルで情報を共有・交換し、議論を深めることが重要になる」とした。

 1995年に自治省(現総務省)に入り、前職は地方公共団体金融機構地方支援部長。副市長の任期は4年。

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