オミクロン株派生「BA・5」栃木で初確認 知事「第7波懸念」

 栃木県は4日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型の「BA・5」と「BA・2.12.1」の感染者が、県内で初めて確認されたと発表した。

 BA・5は6月15日〜21日の週の新規感染者のうち1人、同22日〜28日の週の感染者のうち5人で確認した。

 BA・2.12.1は同22日〜28日の週の感染者のうち1人で確認した。

 いずれの派生型も現在主流のBA・2に比べて感染力が強いとされる。

 福田富一知事は「本県の新規感染者数は下げ止まりの状況。置き換わりが進んだ場合は感染が再拡大し、第7波に入ることが懸念される」とコメントを出し、適切な換気など基本的な感染対策の徹底を呼びかけた。

 

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