
京都・祇園祭に使われる山鉾の一つ「鶏鉾」を飾る織物の「水引」4枚が新調された。鶏鉾の運営団体「鶏鉾保存会」が4日、京都市内で報道関係者に公開した。昨年3月には完成していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け山鉾巡行を中止していたため、3年ぶりに巡行を再開する今夏、お披露目した。
新調した水引は、縦約1メートル、横約2.7メートルが2枚と、縦約1メートル、横約3.6メートルが2枚。江戸時代の画家松村景文のびょうぶをモチーフとし、スズメやシジュウカラなどの鳥のほか、藤やツバキといった草花を表現した。
京都市の織物業者「龍村美術織物」が2017年から製作した。