「ワニの水中ポンプ修理したいのに」動物園に思わぬ“余波” auなどの通信障害 ようやく回復も影響続く

auなどの携帯サービスで起きていた大規模な通信障害は、7月4日午後4時の時点で、全国的にほぼ回復したと発表がありました。ただ、4日も午前中を中心に通話のしづらい状況が続き、静岡県内の施設にも影響が出ました。

静岡県河津町の爬虫類専門動物園「iZoo」です。

<体感型動物園iZoo 森悠飼育課長>

「園長に掛けてみますね。まだできないですね。電波立っているのですがね。着信が入りました、逆に」

動物園の園内には、auのアンテナがあり、会社の携帯電話は、すべてau。職員個人も、およそ半数がauユーザーのため、今回の通信障害で大きな影響を受けました。

<体感型動物園iZoo 森悠飼育課長>

「ワニの水中ポンプですが、きのうこれが故障してしまいまして、携帯電話を使って電気屋さんに連絡するのですが、なかなかきのうはできなくて仕事の面で支障をきたしたというか困った」

ワニと一緒に展示している魚に酸素が供給できなくなり、生き物の生死にかかわる問題にもなりました。

一方、3日、庁舎内でぼや騒ぎがあった静岡市役所でも、auユーザーの職員に連絡がとれない事態が起きました。KDDIは4日午後4時時点で、音声通話やデータ通信について、全国的にほぼ回復したと発表しました。

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