高校野球茨城大会注目選手 打者 石川(明秀日立)高いミート力 高久(鹿島学園)勝負強さ光る

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連覇を狙う鹿島学園の中軸・高久塁

第104回全国高校野球選手権茨城大会が9日、5球場で一斉に開幕する。熱戦開始を前に、注目の選手を投打に分けて紹介する。

優勝候補筆頭に挙げられている明秀日立の強力打線を引っ張るのは、4番の石川ケニー主将(3年)だ。ハワイ生まれで日本人の父と米国人の母を持つ。自慢のパンチ力はもちろんだが、どんなタイプの投手にも対応する高いミート力も持ち合わせる。金沢成奉監督(55)に「石川が打てば勝つ」と言わしめるスラッガーが、チームを初の夏の甲子園に導けるか。ほかにも走攻守全てで高いレベルを誇る佐藤光成(同)、広角に打ち分ける小久保快栄(同)にも期待がかかる。

連覇を狙う鹿島学園は、昨夏も中軸を担った高久塁(同)がけん引役だ。長打力だけでなく、ここ一番での勝負強さも光る。昨夏の甲子園を経験した船田琉斗(同)や羽鳥颯(同)も好打者だ。

春夏通して初の甲子園を狙うつくば秀英は、武田大和(同)が面白い存在だ。8番打者ながら春季県大会で打率5割をマークした。今大会でも持ち前の勝負強さを披露してくれそう。

土浦日大の吉次悠真(同)は、逆方向にも本塁打を打つことができる強打者。1打席のみの出場にとどまった昨夏の悔しさを晴らしたい。

強打の常磐大高を引っ張るのは3番を打つ佐藤翼(同)。172センチと比較的小柄ながら、強烈な打球を飛ばす。春季県大会の常総学院戦で放った右越え本塁打は圧巻だった。

春季大会で地区予選を含め3戦連続本塁打を放った日立一の鈴木翔登(同)も注目を集める。184センチ、95キロの恵まれた体格から放たれる打球は迫力抜群だ。

このほか、水戸商のリードオフマン・鯨岡遼雅主将(同)は、広角に打ち分けるシュアな打撃と自慢の俊足が持ち味。下妻一打線を引っ張る大野太聖(同)は打撃センス抜群だ。昨夏準優勝の原動力となった常総学院の鹿田優(同)は、どの方向へも強い打球を飛ばせる巧打者。鋭いフルスイングから繰り出す長打が魅力の霞ケ浦の日渡騰輝主将(同)にも注目したい。

初制覇に向け、明秀日立打線を引っ張る石川ケニー主将