「日本一道迷いしやすい登山道」はどこ? - 登山アプリのビッグデータで分析

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ヤマップは7月1日、「日本一道迷いしやすい登山道2022年」を発表した。

同社は2021年8月に「日本一道迷いしやすい登山道」を発表。同社のこうした働きかけもあり、道迷い多発地点に標識が設置されたことで、道迷いがゼロとなる結果が得られたという。

今年、同社は6月9日に提示された警察庁の山岳遭難概況を受け、より安全登山を推進するため、新たに「日本一道迷いしやすい登山道2022年」を発表した。データから抽出されたリスクの高い道迷い地点について、自治体などにも共有し標識の設置など、安全対策をを呼びかけるなど、道迷い遭難をゼロにする活動を推進する。

「日本一道迷いしやすい登山道2022年」は2021年4月28日、YAMAPアプリに投稿された約16万件のフィールドメモのうち「迷いやすい」タグ付き投稿を抽出。その投稿が「参考になった」という他のユーザーからの評価が多いものから順に選定した。同時に累計約1,700万件の登山活動日記から、登山者の道迷い軌跡データを合わせて分析することにより、道迷い多発地点も特定した。

「各務原アルプス(かかみがはら) 権現山(ごんげんやま)~桐谷坂峠(きりやざか)/岐阜」は、「迷いやすい」フィールドメモの評価数1位。道は、クライミングスポット、登山道と分かれている。標識はあるが、小さいため見落とされることも多く、ある登山者のコメントでは「道を間違えました。右に行きましょう。左は行き止まりです」と投稿があった。

「天覚山(てんかくさん)~吾野ノ頭(あがののあたま)/埼玉」は、「迷いやすい」フィールドメモの評価数2位。登山道が左右にあり、尾根づたい「左」に行きがちだが、登山道を示すピンクテープがある「右」が正しいルートとのこと。

「子ノ権現(ねのごんげん)~六ツ石ノ頭(むついしのあたま)/埼玉」は、「迷いやすい」フィールドメモの評価数3位。こちらも真っ直ぐの尾根伝いに行く人が多いが、「左」へ行くのが正しいルートだという。

「御在所岳(ございしょだけ) 武平峠(ぶへいとうげ)近く/滋賀・三重」は、「迷いやすい」フィールドメモの評価数4位。開けている「左」が正しいルートに見えるが、正しい登山道は右側だという。間違った登山道を行った人からは、「途中滑落を覚悟しました。なんとか上まで登れました。奇跡。どんどん反り上がって引き返せない地獄でした」という書き込みがあった。

「高畑山(たかはたやま)~中ノ沢ノ頭(なかのさわのあたま)/埼玉」は、「迷いやすい」フィールドメモの評価数5位。左右に分かれた登山道があるが、正しいルートは「右」であるとのこと。