idomの「GLOW」が「競争の番人」主題歌に決定。メジャーデビュー前のZ世代アーティストが異例の抜てき

フジテレビ系で7月11日にスタートする連続ドラマ「競争の番人」(月曜午後9:00)の主題歌が、驚異の才能を持つ新人アーティストとして音楽業界で注目を集めているidomの「GLOW」に決定した。

ドラマは、第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新進気鋭の作家・新川帆立氏による同名小説が原作。天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(坂口健太郎)と、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(杏)が、公正取引委員会・第六審査、通称・ダイロクの職員として独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる“競争の番人”として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。

主題歌を担当するidomは、兵庫県神戸市生まれ、岡山県在住の24歳。デビュー前のインディーズでの活動ながら、驚異の才能を持つ新人アーティストだ。2020年4月からイタリアのデザイナー事務所に就職する予定だったが、新型コロナウイルスの影響でイタリアへ行くことを断念。自粛期間も重なり、空白となった時間を埋めるべく、以前から興味があった音楽制作に初めて挑戦した。活動を始めてから約1年でリリースした「Awake」の全編英語の歌詞やシンセサイザーによる壮大なサウンド、R&Bやヒップホップなど、ジャンルの垣根を超えた楽曲が話題になった。既にCMのタイアップソングに起用されるなど、早くも活躍しつつある新進気鋭かつベールに包まれた謎多きアーティストであるidomが手掛ける「GLOW」は、“たとえ弱くても不正と戦い、弱者に寄り添う”ドラマの中のダイロクの姿を想起させる。

デビュー前のZ世代ソロアーティストで“月9”の主題歌を担当するのは史上初。Idomは「音楽を始めて日の浅い僕のような無名アーティストを月9ドラマという大きな場で起用する決断をしてくださった方々に、本当に感謝しております。これまでにない挑戦をできることがすごくうれしかったです。聴く人を勇気づける “応援歌”のような楽曲をリクエストいただいたのですが、僕の中で “強さ”はつらい経験や、自分自身の弱さを乗り越えようとする姿なのではないかという思いがありました」と語り、「楽曲全体を通して仲間という “光” とともに、弱い自分自身を乗り越えようとする姿を曲にしました。ぜひドラマとともに『GLOW』という曲も楽しんでいただけるとうれしいです」とメッセージを寄せている。

ドラマを手掛ける野田悠介プロデューサーは「本作は“弱くても、戦え!” をテーマにしており、どれだけ傷ついても、切り裂かれても一歩前に進む。そんな人の背中を押せる楽曲を作りたいと思っていました。そんな中でidomさんの『帰り路』を聞いた時のはかなさや弱さを抱えている歌声がこの作品に合うのではないかと思い、idomさんにお願いをさせていただきました! もがき苦しみながらも希望や光を見つけ、戦おうと鼓舞されるすてきな楽曲に仕上げていただきましたので、7月11日の初回放送をぜひお楽しみに!」と起用理由を明かしている。

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