生駒里奈、ジャパニーズホラーの巨匠・鈴木光司が書き下ろす「OTHELLO」で連ドラ初主演

生駒里奈が、ABCテレビとテレビ神奈川(tvk)でスタートする連続ドラマ「OTHELLO(オセロ)」(ABCテレビ=7月24日スタート 日曜深夜0:25 、初回は深夜0:50。tvk=7月26日スタート 火曜午後11:00)で主演を務める。

ドラマの原作脚本を手掛けるのは、「リング」「貞子」シリーズでジャパニーズホラーというジャンルを確立した巨匠・鈴木光司氏。鈴木氏の書き下ろし最新作は、小劇団を舞台に、怪奇現象をきっかけに複雑に絡み合う人間模様を描いたホラーサスペンスとなる。

大阪の通天閣近くの薄汚れた雑居ビルに稽古場を置く小劇団「ENGINE」。看板女優の山口麻依(生駒)をはじめ、若い劇団員たちは東京公演を間近に控え、寝る間も惜しんで稽古に励んでいた。今回挑んでいるのは、劇団の代表作「DICE」。10年前に初演を行い、初の東京進出を果たした劇団にとって思い出深い作品で、座長の重森も普段以上に気合が入っているが、劇団員たちの芝居の出来に納得がいかず不満を募らせていた。そんな中、麻依は劇団事務所の資料庫で「DICE」と書かれた1本のVHSビデオテープを発見する。そこには10年前の初演時の稽古風景が収められていたが、その映像を見た途端、麻依たちの周囲では不可解な怪奇現象が起こり始める。

新たなホラー作品に挑む鈴木氏は「最高のジェットコースターには最大級の傾斜角がつきもの。面白いドラマも同じく、視聴者の感情をぐわんぐわんと大きな振れ幅で揺さぶる。怖!と感じた次の瞬間に、笑いが起き、恋の期待に胸が膨らんだと思う間もなく、暗い井戸の底にたたき込まれ、出口の曙光(しょこう)に向けてまっしぐらに突き進んで…ラストで『オセロ』の意味が分かり、ホッと胸をなで下ろす、か否か…。ホラーテイストのコメディー、ダンスミュージカル風味の青春群像劇を存分に堪能してほしい」とメッセージを寄せる。

そして、連ドラ初主演となる生駒は、怪奇現象の真実に迫るヒロイン・麻依と、キーマンとなる麻依の姉・真理子の1人2役に挑戦。生駒は「この作品、そしてこの作品に集まったキャスト、スタッフさん、それらすべての魅力が伝わるように振る舞いたいです」と意気込み十分。

さらに「友情やちょっとした恋心、劇団の上下関係などの人間の感情の中に、ホラーのエッセンスが散りばめられていてワクワクしました。麻依が目指しているのは女優ですが、夢のために奮闘する1人の女性ということもあり、なるべく“普通”に演じたいと思いました」と役作りに触れる。

ホラー作品への出演経験が多いが、「怖いものは得意じゃありません! 見るのも避けています(笑)」と、実は苦手なジャンルだと告白。「演じるにあたっては“悲鳴をリアルにする”ということを心掛けています」と明かし、「たくさんの方をヒヤヒヤさせて、笑顔にできる作品です。この暑い季節に、ぜひお友達や家族の皆さんとご覧ください!」とアピールしている。

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