台風4号は温帯低気圧に 土砂災害に引き続き警戒を 大分

 けさ長崎県に上陸した台風4号は、温帯低気圧に変わりました。ただし今後も引き続き、土砂災害には警戒が必要です。

 台風4号は、午前6時前に長崎県に上陸し、時速20キロの速さで北北東へ進んでいましたが、午前9時に温帯低気圧に変わりました。降り始めからの雨量は、多い順に佐伯市蒲江で172.5mm、宇目で86mmなどです。現在は佐伯市に大雨警報が出されています。また、佐伯市全域と津久見市の一部地域、あわせておよそ3万3000世帯に警戒レベル3にあたる高齢者等避難が出ています。

 報告 浅見眞帆
「学校が臨時休校になっている影響か学生の姿はみられません。いつもより利用客は少なくなっています」

 利用客
「福岡まで行くためバスを予約していたが(運休するのが)怖かったので電車に変えた」

 JRは午後も特急の一部が運休の予定ですが、普通列車は通常運行で大きな混乱はありませんでした。また、フェリーは県内と愛媛県を結ぶ一部の便が欠航となっています。きょう予想される1時間降水量は、いずれも多い所で中部や西部、南部で40ミリ、北部は30ミリです。台風は温帯低気圧に変わりましたが、雨の降り続いた地域では少しの雨でも土砂災害につながる危険性があります。今後も警戒してください。

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