1960年代にイギリスで活躍したデザイナーであるマリー・クワントをひもといたドキュメンタリー映画「マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説」が、11月26日より劇場公開されることが決まった。
マリー・クワントは、ファッションや音楽など、1960年代に世界中の若者に影響を与えたロンドン発のカルチャー「スウィンギング・ロンドン」の、中心人物とも言えるデザイナー。本作は、伝統と階級文化が残るイギリスで、ミニスカートを流行させ、ファッション革命を起こした彼女の横顔を、当時を知る関係者へのインタビューとアーカイブでひもといていく。ロンドン出身の女優であるサディ・フロストが監督を務めた。
第二次世界大戦後、戦争のつめあとと階級差別が残るロンドンで、若者たちは自由を求めていた。フランスのオートクチュール発の優雅で女性らしいファッションに窮屈さを感じていたマリー・クワントは、1955年に自分が着たい服をクリエイトしたブティックをロンドンにオープン。マリーがデザインした服は人気となり、60年代初めには動きやすくて少女らしさを演出するミニスカートが世界中で大ブームを巻き起こした。夫のアレキサンダーと友人のアーチーに支えられ、ブランドアイコンのデイジーはファッションから下着、メイク、インテリアと広がり、3人はファッションビジネスの新機軸を打ち出してゆく。
ポスタービジュアルは、「世界のファッションを塗り替えた革命は、チェルシーの小さなショップから始まった――。」のキャッチコピーとともに、マリー・クワントと、渉外と広報を担当して彼女の事業を生涯に渡って支え続けたマリーの夫、アレキサンダー･プランケット･グリーンの2人の姿が捉えられている。そして、「マリークヮント」ブランドのアイコンである「デイジー」がデザインされている。
また、映画の公開初日と同日の11月26日から、Bunkamura ザ・ミュージアムにて「マリー・クワント展」の開催も決定している。
【作品情報】
マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説
2022年11月26日（土）、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
配給：アット エンタテインメント
©2021 MQD FILM LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
