スカンジナビア航空、チャプター11を申請 運航は継続

スカンジナビア航空と一部の子会社は、アメリカ・ニューヨーク州の南部地区連邦破産裁判所に対し、連邦破産法第11条(チャプター11)に基づく再生手続きを申し立てた。

事業再建計画「SAS FORWARD」を進めるため、裁判所の監督のもとで再建を進める。すでに計画では、裁判所の監督下での事業再建も可能性の一つであることを明らかにしていた。9〜12か月かけて手続きを完了する見通し。

サービスは継続するものの、パイロットの労働組合によるストライキの影響は受ける。6月末時点での現金残高は78億クローネで、ストライキが長期化した場合には、流動性と財務状況へ重大な影響を与える可能性があるとしている。事業再建のため、最大7億米ドル(約70億クローネ)の資金投入に向け、複数の候補先と協議を進めている。

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