伝わりやすい話し方、文章学ぶ 菅公学生服 若手社員対象に研修

瀬尾部長(右)の助言を参考に見出しを考える菅公学生服の社員

 学生服大手の菅公学生服(岡山市北区駅元町)は5日、新聞を業務に活用する研修を本社で始めた。9月までの全3回で、相手に伝わる話し方や文章を読み解くこつなどを学ぶ。

 若手社員ら15人が参加。山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子部長が講師を務めた。瀬尾部長は、結論から先に書く新聞記事の「逆三角形スタイル」や、記事の内容を要約した見出しについて説明。「ビジネスの現場でも何を言いたいのか要約するように意識すれば、相手に思いが伝わりやすい」と呼び掛けた。

 過去記事を基に見出しを考える作業もあり、参加者は記事を読み込んで重要な要素を抜き出していた。制服の企画案などを学校で説明している女性(27)は「プレゼンテーションでは大事なことを最後に持っていきがち。新聞記事を参考にポイントを絞って紹介できるようになりたい」と話した。

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