西日本豪雨から4年 災害への備蓄をしていますか? 備えの第一歩は? 行政と家庭の備蓄を考える

西日本豪雨から4年が経ちました。いま災害への備えも変わってきています。自治体によっては大規模な備蓄倉庫を作り、避難所に物資を届ける仕組みを構築していますが、一方で大事なのは、私たち個人が行う備蓄です。今からでもできる備えとは。

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■皆さんは災害への備蓄をしていますか?

岡山市内で聞く。“災害への備蓄”していますか。

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(50代)
「ペットボトル、2リットルのものを買って置いているくらい。5本くらい」

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(18歳)
「全くしてない、そんなに大きな災害を体験していないので」

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(70代)
「乾電池とかの予備は持っていますがその程度。あまり真剣に考えたことがない」

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(60代)
「非常用の食料は一応ある。おじが真備で水害にあったから」

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4年前の西日本豪雨です。倉敷市真備町地区は一夜にして濁流に飲み込まれ、私たちは自然の猛威を思い知らされました。豪雨の教訓を活かそうと、自治体は備えを進めています。

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(岡山市危機管理室 河原正浩さん)
「岡山市の集中備蓄倉庫です。食料品は7万6000食、飲料水は500ミリリットルのペットボトルで7万4000本を備蓄しています」

岡山市北区・北長瀬地区 防災用品備蓄倉庫

岡山市は今年大規模災害に備えて、北区の北長瀬地区に防災用品を備蓄する大型の倉庫を整備しました。広さはおよそ650平方メートル。3リットルの飲料水1万2300人分など、災害に備えた様々な物資が入っています。

■大型倉庫に備蓄された防災用品とは?

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「こちらは白がゆです、お年寄りや乳幼児にはおかゆの方が食べやすい、避難場所で普通と違うものを食べますので食べやすいおかゆを準備した方がいいかなということで」

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岡山市では避難所として使われる市内127か所全ての公立の小中学校のほか、区役所や地域センターなどにも物資を備蓄しています。しかし実際、災害時に何人避難してくるかは予測しにくいため、物資が足りない避難所が出てきた際、この集中備蓄倉庫から届けるという仕組みです。

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(岡山市危機管理室 河原正浩さん)
「これは簡易ベッドです。体の不自由な方とかお年寄りにベッドの上で休んでもらおうと思っています。簡単に組み立てられます」

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発泡樹脂で出来ていて重さはわずか5キロ。工具も必要ありません。部品を溝に差し込むだけで、2分弱で組み立てることができました。

(岡山市危機管理室 河原正浩さん)
「これで完成です。これを裏返して、寝転がってみてください」

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(赤松卓朗 記者)
「しっかりしてますね。腰が痛かったり体のどこかが痛かったりは感じません」

このベッドは約1000台備えています。導入したのは感染対策も考慮してのことだといいます。

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(岡山市危機管理室 河原正浩さん)
「コロナ禍ということで拭いてアルコール消毒ができる、こういったタイプのものを選んで配備しています。後は避難所でアルコールジェルやマスクを準備するようになっています。行きたい、(避難所に)行きたくないで揺れ動いている間に逃げた方がいいですから、避難所にいってもコロナは大丈夫だと市民の方に思ってきてほしい」

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岡山市は今年度中に南区役所の横にも同じような備蓄倉庫を造り、さらに中区と東区にも順次、整備していくことにしています。しかし“決して油断しないでほしい”といいます。

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(岡山市危機管理室 河原正浩さん)
「大地震などで道路が寸断されたり浸水したりして車が通れないことも考えられますのですぐに避難所に届くとも限りません、自分でできることはやっていただきたい」

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■家庭ではどんな準備を? "ないと困るもの"をリストアップしよう

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備蓄で何よりも基本となるのは「家庭での備え」です。私達は災害に備え何を準備すればいいのでしょうか。

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防災の専門家、村上浩司さん。西日本豪雨では被災地の支援にあたり、各地で防災教育にも携わっています。村上さんは市販の防災セットを買って終わらせるのではなく、家族構成や年齢、性別など個人に合わせた備えの必要性を訴えます。

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(日本防災士会岡山県支部 村上浩司さん)
「こちらはヘアブラシやヘアゴム、タオル。これは実は女性に特化したものを非常持ち出し袋として集めたものです。例えば衛生用品や体ふき、水のいらないシャンプー。男性も使いますがそういったもの」

備えの第一歩は「自分の生活に無いと困るものをリストアップすること」だといいます。

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(日本防災士会岡山県支部 村上浩司さん)
「それぞれが無いと困るものが何なのかを考えた時に、例えば薬を飲んでいる方、目の悪い方、眼鏡を使っている方、様々な方がいるので、その部分の困ることをまず書いてもらう。書くことで家族でも共有できます。そういったものを日頃から調べて考えていってもらえると」

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忘れてはいけない災害の記憶。他人事と考えず、自分のこととしてしっかりと備えていく必要があります。

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