宇宙挑戦セミナーで新しいアイデアを 大分

 宇宙関連産業から新たなビジネスを作り出してもらおうと衛星データを使って事業に取り組む人の講演会が開かれました。
 地域の宇宙関連産業の発展に取り組むおおいたスペースフューチャーセンターでオンラインのセミナーが開かれました。先端技術への挑戦をテーマに掲げる県が初めて主催しています。参加者の既存の仕事に付加価値をつける着眼点や新しいビジネスへの企画力を養うことが狙いです。衛星データの活用を望む企業の手伝いをする城戸彩乃さんは公私ともに衛星データを使いこなしています。
ソラノメ城戸彩乃さんインタビュー:
「この車中泊スポットだったら(気温が)低いからよさそうとか標高が高いから良さそうというのを実際にマッピングした結果と衛星データを見比べて分析して車中泊ライフを楽しめる場所を探してきました」
 衛星データのメリットは膨大な地域を安価で定期的に観測できることだと話します。宇宙関連ビジネスは2050年には現在の40兆円から200兆円まで成長するとの予想も。
ソラノメ城戸彩乃さんインタビュー:
「新しいデータを使うことで地上のビジネスがどんどんアップデートされていくというのがすごく面白い」
 セミナーは2023年までに8回開かれ、次回は防災の観点から衛星データを活用しているエンジニアなどが登壇します。主催した県は「今ある仕事に衛星データを結びつけるなど具体的なビジネス創出につなげてほしい」と話しています。

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