7月6日で西日本豪雨災害から4年。被災者の中には、今ではボランティアとして地域のために活動している人もいます。支えられる側から支える側へ、4年の歳月の中で地域に支援の輪が広がっています。
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013542284886016/origin_1.jpg)
子どもたちがおいしそうにかぶりついているのはスペアリブです。
(利用した子どもは―)
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013542267371520/origin_1.jpg)
「とてもおいしかった。肉がおいしかった」
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013542279544832/origin_1.jpg)
「すごく幸せ。ここで友達をたくさん作れたりした」
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013581590609920/origin_1.jpg)
岡山県倉敷市真備町有井の「真備こども食堂」です。こども食堂のボランティア浅田亜希子さん(43)。浅田さんは4年前の西日本豪雨で被災し、現在も真備町で暮らしています。
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013579219337216/origin_1.jpg)
(こども食堂のボランティア/浅田亜希子さん)
「そんなに大したことないだろうという感じで、友達は避難所にいたが“また大げさだな”という意識だった」
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013574391595008/origin_1.jpg)
豪雨で浅田さんの自宅は2階まで浸かり、家族とともに屋上へ避難しました。その時、浅田さんをカヤックで救助したのが茅野匠さんでした。
(こども食堂のボランティア/浅田亜希子さん)
「諦めかけたころに、カヤックで家と家の間から大丈夫ですかみたいな感じで。まちが全部浸かって恐怖という感じでなかった。実感が無くて」
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013613998456832/origin_1.jpg)
浅田さんは、茅野さんがNPO法人を立ち上げて被災地支援を続けていることを知り、2021年8月からボランティアに参加しています。
(こども食堂のボランティア/浅田亜希子さん)
「私たちも落ち着いたので今度はちょっと手伝いしたいと。ほほえましい。見ててごちそうさまの声がうれしい。こういう活動は、私ができることがあれば協力していきたい」
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013619006603264/origin_1.jpg)
こども食堂を運営する災害支援団ゴリラは、2019年の発足時は11人でしたが、現在40人で活動していてうち6人が真備町で被災しています。
真備町有井のトラック運転手、林光一さん(55)も4年前に被災し、こども食堂で活動しています。
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013621609611264/origin_1.jpg)
(災害支援団ゴリラ/林光一 さん)
「子どもらが、ちびゴリちびゴリとなじんでくれて、頑張ってみようと」
“ちびゴリ”の愛称で親しまれる人気者の林さん、今では月2回の子ども食堂を心待ちにしています。
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/917013649813291008/origin_1.jpg)
(災害支援団ゴリラ/茅野匠 代表)
「もう4年かなといろんな立場で感じ方があると思うが、長くて早くて短くていろんな感じ。お互いさまのおかげさまで助け合う気持ちが生まれてきて、それが1人また1人とつながっていけば、もっとこの地域もこの県もよくなるのでは」
4年の歳月の中で地域に支援の輪が広がっています。