コペンハーゲン銃撃事件で世界的人気歌手のコンサートが中止に「心が痛い」

英国の歌手ハリー・スタイルズ(28)のコンサートが、開催地付近での銃撃事件によりキャンセルされた。3日、デンマークのコペンハーゲンの商業施設で男性が銃を乱射3人が死亡する事件が発生。そこから500メートルも離れていないロイヤル・アリーナで予定されていたハリーの「ラブ・オン・ツアー」公演が取り止めとなった。

スナップチャットでハリーはこう話す。「僕のチーム共々、コペンハーゲンのショッピングモールで起きた銃撃事件に巻き込まれた全ての人々のために祈るよ。ショックを受けている」

事件発生当初、現地の警察はコンサート開催が可能との見方を示していたが、開始時間が遅れ最終的には中止が決定。SNSには既に会場入りしていたファンが中止の告知を受け、公共交通機関へと誘導される様子が投稿されている。

一方、同事件の発生後、コンサートに向かうのを止めたファンや中止決定の前にハリーにキャンセルを切願するファンも見受けられた。

現地警察は、同施設の近くで22歳のデンマーク人男性が逮捕されたことを発表している。ハリーはコンサートの中止決定後、「コペンハーゲンの人々を思うと心が痛い。この都市が僕は大好きで、人々はとても温かく愛に満ちている。犠牲者の方々、その家族、傷ついた全ての人を思うとやりきれない。皆と一緒にいられなくてごめん。どうかお互いを思いやって欲しい」とツイートしていた。

今年5月、米テキサス州の小学校で起きた銃乱射事件でハリーは、銃規制を提唱する非営利団体エブリタウンに100万ドル(約1億3600万円)を寄付することを発表していたところだ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社