【CRI時評】米国で警官が黒人男性射殺、独立記念日に泥塗る

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米国で2年前、白人警官に首を圧迫されて死亡した黒人のジョージ・フロイドさんが発した「息ができない」との言葉がまだ耳に残る中、警官による黒人への暴力的な法執行がまた新たに起きた。

オハイオ州アクロン市警は3日、黒人男性のジェイランド・ウォーカーさんが数日前に警官に射殺される瞬間を捉えた映像を公開した。地元警察によると、警官8人がウォーカーさんに90発以上発砲し、ウォーカーさんが撃たれた傷は約60カ所に上ることが検死結果で分かった。

米国独立記念日の7月4日を迎えるにあたり、ウォーカーさんの鮮血は、「独立宣言」にある「全ての人間は生まれながらにして平等」という建国理念が笑い話同然であることを際立たせている。

米国の独立調査グループ「マッピング・ポリス・バイオレンス」によると、2020年以降に米国の警官による法執行で死亡した2563人のうち565人(22%超)が黒人だ。今年はこれまでに49人の黒人が警官に射殺されている。米国で警官の法執行により命を落とした黒人の死亡率は白人の2.9倍だという。

米国では、暴力的な法執行にとどまらず、体系的な人種差別が社会の各方面に根付いている。至る所に存在する差別と圧迫により、米国の少数民族集団は「息ができない」状況に追い込まれている。その背景にあるのが、罪悪的な奴隷制の歴史や白人至上の種族構成、社会の雰囲気などで、米国の政治家が党争に忙しく統治に失敗したことも関係している。

独立記念日の7月4日に、多発する暴力や民族集団の分裂、意気阻喪に直面し、米国の政治家は、約250年前の建国者らの期待にどう応えるのだろうか。(提供/CRI)