【タイ】経済3団体、成長率を3.5%に下方修正[経済]

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タイ工業連盟(FTI)、タイ商工会議所(TCC)、タイ銀行協会(TBA)の民間3団体で組織するタイ商業・工業・金融合同常任委員会(JSCCIB)は4日、2022年の国内総生産(GDP)成長率予測を従来の2.5~4.0%から2.75~3.50%に下方修正した。急激な物価高などを考慮した。

タイ経済は成長するが、家計や事業への影響が大きい物価高などのリスクを効率的に管理する必要があると指摘。世界経済は、記録的な物価高が消費者の購買力や製造コストに打撃を与え、下半期(7~12月)に景気後退する可能性があると懸念を示した。米国・欧州経済は減速し、中国経済も「ゼロコロナ」政策で大きく減速するとみている。

タイの観光業は下半期に外国人旅行者が前期比2倍以上増加して急回復するが、物価高がタイ経済の回復の重しとなる見通し。22年のインフレ率予測は従来の3.5~5.5%から5.0~7.0%に引き上げた。輸出額の成長率予測も物価高とバーツ安を考慮して同3.0~5.0%から5.0~7.0%に上方修正した。

政府には、計画通りの予算執行や、物価高を考慮した適正な政府調達、観光業の成長を後押しするために国際線の増便に便宜を図ることなどを求めた。