【ウエルシアHD四半期決算(3〜5月)】調剤は売上+9.7%、構成比20.1%に達する

【2022.07.06配信】ウエルシアホールディングスは7月5日、2023年2月期 第1四半期決算(2022年3月1日~2022年5月31日)を公表した。それによると、調剤売上は対前年同期比+9.7%の538億5700万円で、対売上高構成比は20.1%に達した。直近通期の対売上高調剤構成比は19.4%、直近1年間の四半期では最高で20.0%。調剤構成比の上昇がみられる。

調剤併設店は1864店舗に/併設率74.4%に

ウエルシアホールディングスの2023年2月期 第1四半期業績(2022年3月1日~2022年5月31日)は、売上高2677億1600万円(前年同期比7.6%増)、営業利益77億1300万円(同5.9%増)、経常利益104億9500万円(同18.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益63億2100万円(同19.1%増)だった。

物販部門においては、医薬品部門の季節品等が牽引。前年の巣ごもり需要の反動もあり既存店客数の減少が続いた。化粧品部門はメイクアップ関連商品などが外出機会の増加により回復傾向にあるものの、コロナ以前の売上には戻っていない状況。

調剤部門においては調剤報酬改定及び薬価改定の影響があったものの、人流の回復による受診の平常化や、調剤併設数の増加(第1四半期末現在1864店舗)等により処方箋受付枚数が増加した。

販管費については、燃料単価の高騰により水道光熱費が増加したものの、店舗人時数の適正化に向けた管理の取り組み、自働発注等の推進による店舗業務の効率化等により、人件費を中心とした経費適正化に努めた。

出店と閉店については、グループ全体で41店舗の出店と4店舗の閉店を実施し、第1四半期末のグループの店舗数は2505店舗となった。

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