アルカンタラ好投でマーリンズがエンゼルスに勝利 大谷1盗塁も無安打

【エンゼルス1-2マーリンズ】@ローンデポ・パーク

マーリンズはソロホームラン2発でリードすると、先発のサンディ・アルカンタラが今季自己最速の100.6マイル(約161.9キロ)をマークするなど力強い投球でエンゼルス打線を無得点に封じる。2番手のタナー・スコットは1点を失ったものの最後はなんとか逃げ切って、2対1で勝利した。アルカンタラは8回107球を投げて被安打2、与四球0、奪三振10で9勝目(3敗)をマークし、スコットは10セーブ目をマーク。エンゼルス先発のノア・シンダーガードは今季自己最多となる8個の三振を奪ったが、5回被安打5、2失点で7敗目(5勝)を喫した。

マーリンズは3回裏にギャレット・クーパーの6号ソロで先制すると、5回裏にはブライアン・デラクルーズも6号ソロを放ち2対0とリード。アルカンタラは4回まで一人のランナーも許さない完璧なピッチングを見せ、ともに二死3塁のピンチを迎えた5回表と7回表も三振で切り抜ける安定した投球を見せた。エンゼルスは9回表にスコットを攻めて一死満塁のチャンスを作り、テイラー・ウォードの犠牲フライで1点を返したものの、続くジャレッド・ウォルシュがセンターフライに倒れ、4連敗となった。

大谷翔平は「3番・DH」でスタメン出場し3打数ノーヒットで打率.259、OPS.841。マイク・トラウトと入れ替わる形で出塁した7回表に今シーズン9個目の盗塁をマークしたが、内野ゴロ3つとアルカンタラの動く速球に対応しきれず。それでも一死1・2塁で迎えた9回表の第4打席は粘って四球で出塁し、チャンスを広げるなど見せ場は作った。明日は先発登板が予定されており、連敗を止める活躍が期待される。

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