スタローン自ら「ロッキー4」を再構築 闘いまでの道のりに焦点 「ロッキーVSドラゴ」公開決定

「ロッキー4/炎の友情」を再構築した映画「ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV」が、8月19日より劇場公開されることが決まった。

「ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV」は、監督・脚本・主演を務めたシルべスター・スタローンの手により、42分の未公開映像を加えて再構築された映画。長い間、「ロッキー4」を自分が理想とする作品に作り直したいという思いを持っていたというスタローン。コロナ禍で時間が出来たスタローンは、すべての映像に目を通し、未使用シーン、音声トラック、劇伴にいたるまでを、何百時間もかけて徹底的に見直した。そして、王者ロッキー、元王者アポロ、殺人マシーン・ドラゴら、ファイターたちの闘いまでの道のりに焦点を当て、物語を再構築した。

スタローンは、「ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV」について、「ドラマの中身に重点を置きたかったんだ。登場人物の心に注目して、より感情的に、より責任感を持って。何故このシーンを使っていない?当時の俺は何を考えていたんだ?って凹むこともあった。今考えると使うべきシーンは明確だから。当時の自分の人生観に疑問をもったよ(笑)。前の「ロッキー4」を作った頃の俺は、今よりかなり薄っぺらだったんだ。今回、新たに『ロッキーVSドラゴ』として生まれ変わった。タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝している。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきた。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は「ロッキー」に関わった全ての人に敬意を示している。『ロッキー』はCGも特撮も使ってない。それでも『ロッキーVSドラゴ』は一層大きくなった。オリジナルは1:85だったけど今回はワイドスクリーン。音楽も新たな手法で編集されて、4チャンネルが100チャンネルになったんだ。俺は耳がおかしくなったのか?と信じられないくらいだよ(笑)」とコメントを寄せている。

【作品情報】
ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV
2022年8月19日(金)、全国ロードショー
配給:カルチャヴィル/ガイエ
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