旅人へひとこと
東京・荻窪で至高と究極の「ラー・チャン」(ラーメン&チャーハン)をご紹介します。
ラーメンの一大激戦区の荻窪へ。
新宿からJR中央線快速で10分ほどで到着するJR荻窪駅。
老舗から新進気鋭のお店、さらにチェーン店などがしのぎを削る、ラーメン激戦区として有名な街だ。せっかくなので、今回はチャーハンの紹介だけにとどまらず「ラーチャン」(ラーメン&チャーハン)をご紹介したい。
昭和6年創業の蕎麦屋さんの中華そば「春木家本店」
荻窪にある2軒の「ハルキヤ」。「春木屋」の初代店主の修業先が「春木家」だったと言われています。
現在AM11:00。まだ開店していないお店も多い時間帯が目的のお店へ。
荻窪駅北口から住宅地の中を歩き、10分ほど歩くと見えてくる『春木家本店』の看板。
このお店は、数年前「東京メトロ」のCMで石原さとみさんが訪れ、CMとポスターになった老舗の店舗。
もともとは、昭和6年創業の蕎麦屋さんで荻窪ラーメンの元祖となっている歴史あるお店『春木家本店』。
店内はいかにも蕎麦屋な雰囲気の小上がりの席があったり、気さくな女将がいらっしゃたりしてとっても心地良い店内。メニューにはもちろんラーメンもお蕎麦も。
早速ラーメンが到着。シンプルな佇まいのラーメン。現代のコンセプチュアルな尖ったラーメンではなくこの素朴感が新鮮でとってもよい。
煮干しや削り節を中心とした魚介出汁にさらに複雑さを感じさせる透き通ったスープに細めの縮れ麺のコンビネーションが最高でたまらない。
そして厚めのしっとりとしたチャーシューも美味。
あっというまに食べてしまった。
で、というところでそろそろチャーハンはどうなった?となるだろう。
今回の荻窪「ラーチャン」記事の紹介の種明かしをすると、1店舗でのラーメンとチャーハンのセットメニューを紹介するのではない。
またそもそも「春木家」にはチャーハンはおいていない。
「荻窪駅周辺でラーメンとチャーハンのはしごする」という企画なのだ。
・AM11:00にスタートした理由も。
・「春木屋 荻窪本店」ではなく「春木家 本店」を選んだ理由も。
すべては至高のラーメンと究極のチャーハンの組み合わせを一度のランチで楽しむために理由があった。
春木家本店
〒167-0032 東京都杉並区天沼2丁目5−24
それでは続いて究極のチャーハンのお店へ
究極のチャーハンとなるとやはりこのお店になる。線路を越えて荻窪南口側、すずらん通りに店を構える『中華徳大』。
お店に到着したのは開店直後の、AM11:35。なぜ時間を気にするかというとこの『中華徳大』の焼飯は、店主負担軽減のため各昼夜で数量が限定されているのだ。
また先のお店に『春木家』を選んだ理由として・いかにも荻窪らしい味わいの中華そばを楽しみたかった。・中華徳大の11:30開店の前にラーメンを楽しむとなると11:00開店のお店が望ましい。・「春木屋」のほうを選んでしまうと、中太麺のラーメンで満腹になるのと、超高温が特徴のスープに手こずると出遅れる可能性がある。といった点が挙げられる。
すべてはこの『中華徳大』の焼飯をターゲットとしたものであったのだ。
すべては計画どおり。焼飯の食券を購入し、カウンター席につく。
高齢の店主は、いつもの定位置で鍋を握る。ゆったりとした動きには無駄はなく、開店直後からの多量の焼飯オーダーをこなしていく。
そしてとうとう究極のチャーハンが完成する。
究極のチャーハン「ほうれん草焼飯+らんらんトッピング」
「ほうれん草焼飯」940円 + 「らんらんトッピング」 200円(スープつき)
『中華徳大』には様々な焼飯メニューがあります。そのなかでも1,2の人気なのがこの「ほうれん草焼飯」。食券を渡す際に200円とともに「らんらんトッピング」と伝えるとふわふわ卵が乗るスペシャルな焼飯に!
※『中華徳大』がチャーハンといわず焼飯と呼ぶのは、米を火で焼くことにこだわりをお持ちなのです。
塩加減や旨味と焼きの香ばしさとお米の甘みが混ざり合ってやってくる焼飯の旨味にほうれん草のほのかな風味、味付けされた素揚げの豚肉が別の旨さを担当しつつのふんわりたまごのやさしい味付けが調和を行う。
じつに鮮やかな味わいにレンゲが止まらない。
こちらもあっといまに完食。体も心もかなりの満足感。
自分の人生のなかでも最高の「ラー・チャン」ランチ。
合計2,000円弱と少し高めになったが、多分忘れられない食事になったと思う。
あなたも自分史最高の「ラー・チャン」組み合わせを探してみませんか?
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ブログ:https://friedrice.exblog.jp/
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中華徳大
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目13−6
*この記事は2022年6月時点の情報を基に作成しています。
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ライター:みつ