北対応で日米韓が弾道ミサイル追尾など共同訓練

 岸信夫防衛大臣は5日の記者会見で「北朝鮮対応で日米韓3か国の連携を一層深める」と語った。日米韓で弾道ミサイル追尾訓練など共同訓練を実施していく。

 岸大臣は「北朝鮮による核・ミサイル開発はわが国、国際社会の平和と安全を脅かす、断じて容認することはできない」とし「日米韓防衛相会談においても、3か国の緊密な連携の重要性を確認し、3か国による(1)ミサイル警戒訓練(2)弾道ミサイル探知・追尾訓練(3)北朝鮮による弾道ミサイル発射に対応するための更なる活動、を具体化することで一致した。こうした防衛相会談の成果を踏まえ、3か国の連携を一層深めていく」と述べた。

 北朝鮮は日米韓首脳会談、3か国共同訓練再開に反応し「ヨーロッパとアジア太平洋地域で核戦争が同時に起こり得る危険な状況が生まれた」との談話を発表し反発している。

 岸大臣は「日米韓首脳会談で岸田文雄総理から核実験を含め、北朝鮮による更なる挑発行為の可能性が排除されない中、日米同盟、米韓同盟の抑止力を高めることを含め、日米韓の連携強化は不可欠という旨を述べ、3か国の首脳は北朝鮮への対応に関する日米韓協力を一層推進していくことで一致したもの」とし、3か国連携を強調した。(編集担当:森高龍二)

© 株式会社エコノミックニュース