尖閣接続水域内に中国艦艇「懸念表明し抗議」

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 岸信夫防衛大臣は5日の記者会見で、中国海軍艦艇(ジャンウェイⅡ級の1隻)が4日午前、尖閣諸島魚釣島南西の日本接続水域に入った事案について「緊張を一方的に高める行為で深刻に懸念すべき状況と考えている」と語った。

 そのうえで「海上自衛隊の護衛艦による監視等を行うとともに、外交ルートを通じて中国側に重大な懸念を表明して抗議し、再発防止を求めた」と述べた。

 岸大臣によると、中国艦艇が接続水域に入ったのは4日午前7時44分頃、領海侵入は確認されていない、とした。艦艇は6分後に魚釣島南西の接続水域から外へ出たとしている。

 中国艦艇が尖閣諸島の接続水域に入るのは2016年6月、18年1月、同6月に続き4回目。

 岸大臣は「今年6月15日以降、北海道沖、伊豆諸島沖、南西諸島沖、対馬海峡等で日本列島を周回するように航行している複数のロシア艦艇のうちステレグシチーⅡ級のフリゲートが7月4日7時05分頃から8時16分頃にかけて、尖閣諸島魚釣島の接続水域を航行したことを確認しているが、今般、接続水域に入域した中国艦艇の目的について確たることをいうのは困難」としたうえで「ロシア艦艇の航行に対応した可能性がある」との見方を示した。(編集担当:森高龍二)