【DeNA】大貫、粘って1失点6勝目 7月6日・中日戦

5回、ピンチを脱しほっとする横浜DeNA・大貫(右)と嶺井のバッテリー=横浜

◆横浜DeNA3-1中日

 スライド登板となった先発の大貫が、5回90球と制球に苦しみながらも1失点と粘り6勝目を手にした。「塁に走者を出すことが多かった。次回は改善できるよう、調整から自分と向き合い取り組んでいきたい」と汗を拭った。

 今季最多の4四球を与えたが、要所で低めを徹底。三回に大島の打球にグラブをはじき飛ばされ、五回にはビシエドのライナーが背中を直撃するアクシデントにも耐えた。3─1の四回無死二塁ではスライダーと落ちるスプリットで連続三振を奪うなどして無失点。五回2死満塁で阿部を迎えたが、145キロの直球で中飛に仕留めた。

 先発陣で唯一開幕からローテーションを守る勝ち頭。1年目から4年連続での6勝到達は、斉藤明雄氏、川村丈夫氏に続く球団史上3人目の記録だ。練習後には水温15度のアイスバスで疲れを癒やすなど暑さ対策にも余念がない右腕が、真夏の反攻を引っ張る。(横浜)

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