キラー・マイク、ソロでは10年ぶりの新曲「RUN」を公開

Killer Mike - Photo: Courtesy of Loma Vista Recordings

ラン・ザ・ジュエルズのメンバーとしても知られるラッパーのキラー・マイク(Killer Mike)が10年以上ぶりとなるソロ楽曲「RUN」を2022年7月4日に発表した。この楽曲とビデオは、アメリカの歴史をリフレーミングし、黒人の歴史も国の歴史の一部として取り込んだもの。この新曲にあわせて公開された舞台裏映像で、彼はこう語っている。

「このビデオでは、明らかにあることが目立つだろう。戦争が起きている。正義と正しさを求める人たちのために起こっている戦争で、古い連合軍の制服やナチスのような制服に象徴される戦争があるんだ」

ヤング・サグ(Young Thug)がゲスト、NO I.D.によるプロデュースのこの新曲は、コメディアンであるデイヴ・シャペルがイントロのモノローグを担当している。Adrian Villagomezが監督を務めた「RUN」のミュージック・ビデオは、暴君に対する正義を象徴しており、黒人とその仲間たちが一緒になって、国を連邦制に戻そうとするナチス風の分離派に立ち向かっている。

「RUN」はBETやMTVで放送され、ゼイン・ロウのインタビューやThe Guardian、Complexなどで取り上げられるなど、すでに多くの支持を得ている楽曲。マイクにとっては2012年にリリースしたソロ・アルバム『R.A.P. Music』以来のソロ作品となる。

マイクはまた、自身の番組『Love and Respect』(WPBA / Revolt)や『キラー・マイクのきわどいニュース』(Netflix)から、「Late Show with Stephen Colbert」や「Real Time with Bill Maher」へのレギュラー出演、バーニー・サンダースの選挙代理人としての活動、ファーガソン評決やジョージ・フロイドの警察殺害事件に伴う大衆への呼びかけなど、文化評論家としても頻繁に取り上げられている。また、米Billboardによる第1回2020 Change Maker Awardを受賞している。

Written By Will Schube

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キラー・マイク「RUN feat. Dave Chappelle & Young Thug」
2022年7月4日配信

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