<札幌アーカイブス1922-2022>㉔モエレ沼公園、17年かけ完成(2005年6月22日)

▽2005年6月22日朝刊特集(17)面=「モエレ沼公園 来月1日グランドオープン*イサム・ノグチ*最後の大作完成*山、噴水…全体が彫刻」

 世界的な彫刻家イサム・ノグチ(一九○四-八八年)が、晩年に基本計画(マスタープラン)を作成し、札幌市が造成を続けてきた同市東区のモエレ沼公園が完成し、七月一日にグランドオープンする。「地球を彫る」という気宇壮大な世界観で多くの作品を残した彫刻家の最後の大作が、ここに誕生することになる。モエレ沼公園の全貌(ぜんぼう)を紹介するとともに、その歩みとノグチの生涯をたどってみた。

 世界的な彫刻家のイサム・ノグチが晩年に基本計画を作成し、札幌市が造成したモエレ沼公園(東区)。この日は7月1日のグランドオープンを前に特集面を組み、「『地球を彫る』という気宇壮大な世界観で多くの作品を残した彫刻家の最後の大作が、ここに誕生する」と伝えた。

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