投票率、宮崎県10代低迷 中立性ネック、教育現場苦悩

宮崎南高であった参院選の模擬選挙。中立性の問題から現場の教師らは踏み込んだ議論の難しさを感じている=1日、宮崎市

 10日投開票の参院選は、選挙権年齢が2016年に18歳以上へ引き下げられてから5度目の国政選挙。本県でも高校を中心に政治参加意識を育む主権者教育が広がるが、過去の18、19歳投票率(抽出)は、いずれも全国平均以下と低迷。模擬投票を行うなど現場の教師は苦心するが、「政治的中立性がネックになり、生徒が知りたい候補者や政党の情報は話題にしづらい」などと難しさを訴える。

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