「ZEB」認証 新社屋が取得 リコー宮崎支社

 リコージャパン宮崎支社の新社屋(宮崎市高千穂通1丁目)=写真=が、建築物のエネルギー消費量が実質ゼロ以下であることを認める「ZEB(ゼブ)」認証を取得した。

 認証は国のガイドラインに従って、住宅性能評価・表示協会(東京都)が行うもの。建物で作られるエネルギー量と、使用エネルギー量の収支によって4種類の認証があり、「ZEB」が最も高い評価に当たる。

 1月に完成した社屋は2階建てで、延べ床面積727平方メートル。1日最大49キロワット時を発電できる太陽光パネルを屋上に備え、32キロワット時の蓄電池も設置している。空調や照明を自動調整する同社のシステムなどで使用電力量を1日最大35キロワット時に抑え、エネルギー消費量の実質ゼロを実現した。認証取得は1月。

 同支社では見学も受け入れており、森眞征支社長は「脱炭素の取り組みを体感できる場所として活用していただくことで、宮崎のSDGs(持続可能な開発目標)推進にも貢献していきたい」と話した。

© 株式会社宮崎日日新聞社