今後の〝進路〟が見えて来た横浜流星

俳優の横浜流星が4日、都内で行われた公開中の映画「流浪の月」のティーチインイベントに登場し、李相日監督とのトークを繰り広げたことを、各メディアが報じた。

凪良ゆう氏の同名小説が原作。誘拐事件の被害女児となった女性(広瀬すず)と、その事件の加害者にされた青年(松坂桃李)が、誰にも打ち明けられない秘密をそれぞれ抱えたまま15年後に再会する物語。横浜は、女性の現在の恋人役を演じた。

記事によると横浜は劇中では恋人に暴力を振るうシーンもあり、事前に監督から「ファンの方は大丈夫?」と心配されたという。

しかし、横浜は、「恐怖心はありませんでした。(芸能界は)移り変わりが激しいというのは肌で感じていたし、ずっと人気があるなんて保証はない。自分の代わりはいくらでもいるからこそ、本物にならなければいけないと思いました」と覚悟をもって臨んだことを明かした。

役の影響によってか、インスタグラムのフォロワーについて、「277万くらいいたんですけど、274万に減っているんです」と笑いながら告白したという。

「これまでは正当派の役が多かった横浜だが、今回の役で新境地を開拓。役者にとっての演出がかなり厳しいことで知られる李監督だけに、横浜は役者として大きく成長したはず」(映画業界関係者)

今年2月に公開された、人気コミックを実写化した主演映画「嘘喰い」では奇抜なビジュアルの主人公を演じた。公開を控えた、直木賞作家・池井戸潤さんの原作を実写化した「アキラとあきら」では竹内涼真とW主演をつとめ、銀行員の役を演じているが、どうやら、今後の〝進路〟が見えて来たようだ。

「同じ事務所だけでも、山崎賢人、中川大志ら主役を張れる同年代のイケメンは多い。とはいえ、今後、息の長い俳優になるためには、事務所の先輩の山田孝之や柳楽優弥のように主役でも脇役でも存在感を出せる俳優を目指すべき。イケメンの〝仮面〟を脱ぐことが大事」(芸能記者)

今後の作品選びが注目される。

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