子どもたちに理系分野に関心をもってもらうことがねらいです。広島市にある県立図書館に新しくサイエンスをテーマにした図書を取りそろえた「子どもサイエンスライブラリー」がオープンしました。
オープニングセレモニーでは、近くの吉島東小学校の児童も参加して、県教委の平川理恵教育長とテープカットをしました。
新しくできた「ひろしま子どもサイエンスライブラリー」は、ビジュアルやイラストを多く含んだ図鑑を中心に、子どもの関心が高い動植物・昆虫・天気など自然科学分野の図書、およそ2000点を取りそろえました。元々は、子ども向けの本がある場所でしたが、児童文学評論家の赤木かん子さんの監修で模型などと合わせて配置するなど、子どもが興味を持てるような空間を作り上げました。オープン後は招待された児童らが、図書に触れていました。
児童
「本が好きなのでこれて良かった」
Qいままでの図書館と何か違うイメージはある?
「人形とかあるところ」
Qこういう物がある図書館に来たことがある?
「なーい」「楽しい」「すぐ来たいね、休日とか来たいね」
中には真剣に図鑑と向き合う児童も。
「宝石と鉱物。鉱物が好きだから」
Qどんな石が好きなの?
「アズライト」
本はテーマごとに、子ども向けから大人向けの専門書まで、まとめて配置されています。
監修した赤木かん子さん
「字が読めなくても図書館が使えるように、棚にイラストマークを張り、本にイラストマークを張り絵合わせで本が探せるようにしました。知らないことを知るのは面白い事だとという事が分かっていただけるとうれしいです」
広島県教委・平川教育長
「現状を見てみると理数系の進学者が、特に女性については減ってきたりとか、いう中で、改めてサイエンスに興味を持つ好奇心を持つというともしびを消さないということで」
県立図書館では、今後サイエンスに興味を持てるようなイベントを開きながら、ライブラリーの利用につなげたいとしています。