慣用句「平行線をたどる」を英語で言うと?

毎週金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークするテンナイン・コミュニケーション「朝時間.jp」のコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。今話題のニュースに関する英語表現、英語や海外に関するトピックをご紹介します♪

「両者が平行線をたどる」って、英語で何という?

ビジネスの会議でありがちなのが、両者一歩譲らず、まったく結論が出ない状態。

できればどちらかが妥協して折れればいいのですが…仕事だから仕方ありません。

こういう、いわゆる「平行線をたどる」という表現が使われるような状況を、英語で何というか思い浮かびますか?

様々な訳がありますが、今回は1つ分かりやすい表現を紹介します。

not getting anywhere=らちがあかない、どこにも到着(着地)しない

直訳をすると「どこにも到着していない」という意味になります。

日本語の平行線(=parallel lines)をそのまま英語にしても伝わらないので注意してくださいね。

例)
Aさん:It’s already been several months since we started discussing this issue, and the jury is still out.(=もうこの問題を話し合ってすでに数か月。なのに全然答えは出ていないよ)
Bさん:Yeah, we‘re not getting anywhere. Let’s just meet halfway and see how we can manage this situation.(=そうだね、ずっと平行線をたどっているね。ここは一つ妥協して、どうこの状況を乗り越えることができるか模索してみよう)

この表現を知っていると、ビジネスでの会話もスムーズになるかもしれません。

ぜひ覚えておいてくださいね!

(記事協力:テンナイン・コミュニケーション

☆この連載は<金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!

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